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診療科・部門のご紹介

MEDICALCARE

腎・高血圧内科

お知らせ

2020.8
順天堂サイト「CO-CORE」にて鈴木 仁先任准教授が紹介されました。
順天堂法人サイト「CO-CORE」はこちら(外部リンク)

2020.4
鈴木仁医師が腎・高血圧内科科長補佐に就任しました。

科のご紹介

腎・高血圧内科は、当院開設時より内科の一部門として診療を担当しています。
腎炎、ネフローゼ症候群、多発性嚢胞腎、腎不全、高血圧(二次性高血圧を含む)、遺伝性血管性浮腫などの診断・治療を行っています。また、血液浄化センターでは外来・入院患者さんの血液透析、血液濾過透析、血漿交換療法、血球成分除去療法などを行っています。先進医療として糖尿病腎臓病に対するLDLアフェレシスも行っています。
慢性腎臓病(CKD:chronic kidney disease)として持続する蛋白尿、腎機能障害を早期にとらえることにより、腎不全の進行だけでなく、脳・心血管疾患の合併を防ぐという考え方が認識されつつあります。腎臓病の原因に関わらず早期に診断・治療することで予後の改善が期待できます。
尿所見異常(蛋白尿・血尿)や血清クレアチニン値に異常がありましたらぜひご紹介ください。

取り扱う主な疾患

腎炎・ネフローゼ症候群

腎炎は自覚症状に乏しく、健康診断などで蛋白尿や尿潜血を指摘されたことをきっかけに診断されることが多い疾患です。また、肉眼的血尿や顔面・下肢の浮腫(むくみ)で発症することもあります。
基本的に腎生検を行い、治療方針を決定します。腎生検のみの入院は約1週間です。病理診断は多岐にわたりますが、年齢、予後、合併症などを考え治療を行います。慢性腎炎のみではなく、急性腎炎、急速に腎機能が低下する急速進行性糸球体腎炎(全身の血管炎症状を伴う)や、アミロイドーシスなどの二次性のネフローゼ症候群も増加傾向にあります。

多発性嚢胞腎

遺伝因子が認められる進行性の疾患です。年齢とともに腎臓の中の嚢胞が増加・増大し、徐々に正常な腎組織を圧迫していくことで腎機能障害が出現していきます。しかし、尿所見に異常がみられないことも多く、30~40歳代まで自覚症状がないこともあります。70歳までには約半数は末期腎不全に至り、血液透析などの腎代替療法が必要になります。
この病気はこれまで特異的な治療法がなく、高血圧や腎不全に対する対症療法しかありませんでしたが、2014年3月にサムスカ®(トルバプタン)という薬が世界で初めて認可されました。この薬を始める際には4日程度の入院が必要ですが、嚢胞の増大速度を緩徐にすることができ、腎不全の進行を抑制しうる唯一の薬剤です。高額医療制度や付加給付金制度などの補助制度もあります。

腎不全

現在、透析導入原疾患の第1位は糖尿病ですが、ご高齢の患者さんでは腎硬化症が増えてきています。脳・心血管病変を合併することが多いため、入院期間や予後などに多大な影響を与えています。早期からの血圧・血糖・脂質・尿酸の管理が重要であり、集学的な治療を行っています。
当院では腎代替療法として血液透析・腹膜透析・生体腎移植を行っています。近年はご高齢の患者さんも増えてきており、個々の患者さんの合併症、生活背景を重視して、腎代替療法を選択していただけるように、専門看護師も含めて時間をかけてお話しさせていただき、治療法の選択をしていただきます。また、生体腎移植をご希望の方は泌尿器科との連携を取らせていただきます。

高血圧症

難治性高血圧や若年性高血圧、二次性高血圧(腎血管性高血圧、副腎腫瘍による高血圧など)に対して精査加療を行っています。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の合併についても精査加療を行っています。必要に応じて、循環器内科や内分泌内科との連携を図り治療を行います。

遺伝性血管性浮腫

主にC1インヒビターという免疫に関する体内のタンパク質が遺伝的に欠損あるいは機能不全になり、突発的に体のいたる所に血管性浮腫をきたし、数日間で回復することを繰り返す疾患です。50,000~100,000人に1人の有病率とされていますが、疾患認知度の低さを背景として未診断の患者さんが多くいると考えられています。有効な治療法が存在するため、適切に診断することが大切です。当科は、遺伝性血管性浮腫を診断・治療できる日本でも数少ない専門的な医療施設です。

血液浄化療法

血液浄化療法として、進行した腎不全に対する透析療法の導入や、すでに維持透析をされている患者さんの全身の合併症や手術・検査の際の入院に対し、他診療科と協力して治療にあたっています。
血液浄化センターの15床で対応していますが、救命救急センターや集中治療室での急性血液浄化治療も数多く行っています。
家族性高脂血症に対するLDL(コレステロール) アフェレシス、膠原病・神経内科疾患・皮膚科疾患などに対する血漿交換療法や血漿吸着療法、潰瘍性大腸炎に対する血球吸着療法、難治性腹水に対する濾過濃縮再注入法なども行っています。また、先進医療として糖尿病腎臓病に対するLDLアフェレシスを行っています。

case01

診療実績

血液浄化件数
腎生検件数

外来診療

  • 月曜日から土曜日まで、毎日外来診療を行っています。
  • 初診の患者さんは、診療情報提供書(紹介状)をご持参のうえ当日11時までに来院してください。紹介状がない方でも受診は可能です(別途料金が発生します)。また、かかりつけ医療機関から当院医療連携室を通して初診外来予約が可能ですので、ぜひご利用ください。
  • 再診は予約制になりますが、病状が悪化したなどの場合は11時までであれば予約外でも受診が可能です。病状によって、救急外来で対応することがあります。
  • 血液浄化センターでは外来・入院患者さんの血液透析・血液濾過透析・血漿交換療法・血漿吸着療法などを連日行っています。

専門外来

IgA腎症・血尿外来
内容 IgA腎症は指定難病のひとつで、世界で最も頻度の高い原発性糸球体腎炎です。健康診断や学校検尿にて、血尿や蛋白尿で発見されるものが大部分です。ほとんどの症例で血尿が認められ、病期の進行とともに蛋白尿が陽性になります。当外来では診断に苦慮する症例も特殊抗体試薬を用いて診断します。早期に発見し、適切に治療をすれば透析の回避のみならず、腎障害に伴う心臓や脳の血管障害をきたすリスクを大幅に軽減することができます。
診察日 月曜日午前・午後、水曜日午前、木曜日午前・午後
担当医師 鈴木 仁
多発性嚢胞腎外来
内容 多発性嚢胞腎は、両側の腎臓に多数ののう胞(液体を含む袋)が発生し、年齢とともに増加・増大し、腎臓の機能が徐々に低下する病気で、難病に指定されています。60歳までに約半数の患者さんが末期腎不全に至ります。脳動脈瘤や心臓弁膜症を合併することがあり、定期的な検査が必要です。近年、新規治療薬として、トルバプタン(サムスカ®)がのう胞増大を抑制し、腎機能悪化速度を抑制する効果が報告され、当外来でも積極的な治療を行っています。
診察日 火曜日午前・午後、木曜日午前、土曜日
担当医師 髙原 久嗣、福田 裕光、明樂 麻依子、前田 拓也

※かかりつけ医からの紹介状(診療情報提供書)をご持参ください。
※紹介状をお持ちの方のみ、初診のご予約を紹介初診予約センターにて受け付けております。なお、初回受診時は上記担当医師ではない場合もございますので、ご了承ください。

入院診療

  • 15床で稼動しています。
  • 腎生検による診断は年間60~70件、血液浄化療法は年間7,000件以上行われています。
  • 腎炎・ネフローゼ症候群・慢性腎不全の患者さんが中心となりますが、腎生検を中心とした検査入院や腎不全初期の教育入院も短期間で行っています。
  • 現在、日本の人口の380人に1人が透析患者さんであり、他科入院の際の透析管理が必要となる症例が増えています。

スタッフ紹介

科長補佐
鈴木 仁
(先任准教授)

経歴 1996年 順天堂大学卒
専門 IgA腎症、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病、透析、高血圧
資格 日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本腎臓学会専門医・指導医・学術評議員、日本透析医学会専門医・指導医、日本高血圧学会専門医・指導医、日本成人病学会学術評議員
職位 氏名 出身大学・専門分野・その他  
准教授 髙原 久嗣 順天堂大学卒(平成9年)
順天堂大学院卒(平成16年)
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・内科指導医
日本腎臓学会専門医・指導医
日本透析医学会透析専門医
助教 福田 裕光 帝京大学卒(平成13年)
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
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助教 本田 大介 札幌医科大学卒(平成21年)
順天堂大学院卒(平成28年)
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・内科指導医
日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
日本透析医学会透析専門医
日本医師会認定産業医
日本抗加齢医学会抗加齢専門医
日本成人病(生活習慣病)学会認定管理指導医
日本アレルギー学会アレルギー専門医
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助手 岩﨑 雅子 東京女子医科大学卒(平成24年)
日本内科学会認定内科医
日本腎臓学会腎臓専門医
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助手 明樂 麻依子 東京女子医科大学卒(平成25年)
日本内科学会認定内科医
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会活動/認定施設など

2020年

国内学会
  1. 深尾勇輔、鈴木仁、狩野俊樹、牧田侑子、鈴木祐介 IgA腎症における扁桃摘出術単独と扁摘パルス療法との比較検証 第117回日本内科学会総会・講演会 東京(東京国際フォーラム) 2020年8月7日-9日
  2. 加茂亮太、木原正夫、井下博之、髙木美幸、大澤勲、鈴木仁、上田誠二、合田朋仁、鈴木祐介 Proliferativeglomerulonephritis with monoclonal IgG deposits(PGNMID)の腎障害進展機序における補体活性化経路の検討 第117回日本内科学会講演会(医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ 2020東京) 東京(東京国際フォーラム) 2020年8月8日
  3. 鈴木 仁 【シンポジウム「糸球体疾患に対する生物学的製剤の可能性と問題点-Current and Future Indications-」】IgA腎症に対する生物学的製剤治療の可能性 第63回日本腎臓学会学術総会 横浜(パシフィコ横浜) 2020年8月19日-21日
  4. 中山麻衣子、鈴木仁、深尾勇輔、李明峰、狩野俊樹、牧田侑子、鈴木祐介 IgA腎症における糖鎖異常IgA1沈着程度と、臨床パラメーターおよび病理学的所見の検討 第63回日本腎臓学会学術総会 横浜(パシフィコ横浜) 2020年8月19日-21日
  5. 鈴木 仁、作間宏子、鈴木祐介 CKDにおけるAST-120の至適治療介入時期に関する検討 第63回日本腎臓学会学術総会 横浜(パシフィコ横浜) 2020年8月19日-21日
  6. 山﨑康平、鈴木 仁、安武純一、鈴木祐介 糖鎖異常IgA1特異的抗体KM55のエピトープ解析 第63回日本腎臓学会学術総会 横浜(パシフィコ横浜) 2020年8月19日-21日
  7. 長澤肇, 鈴木 仁, Celia Jenkinson, 上田誠二, 深尾勇輔, 中山麻衣子, 大塚智之, Kai Liu, Radko Komers, 鈴木祐介 IgA腎症モデルマウスに対するスパルセンタン 【AT1受容体拮抗薬/エンドセリン受容体拮抗薬の合剤】の腎保護作用の検討 第63回日本腎臓学会学術総会 横浜(パシフィコ横浜) 2020年8月19日-21日
  8. 山崎大輔、森川貴、小西啓夫、鈴木 仁、鈴木祐介、西山 成 IgA 腎症モデルマウスに対するSGLT2 阻害薬の腎保護効果 第63回日本腎臓学会学術総会 横浜(パシフィコ横浜) 2020年8月19日-21日
  9. 中川直樹、加藤佐和子、水野正司、丸山彰一、藤元昭一、三浦健一郎、鈴木 仁、廣村桂樹、猪阪善隆、杉山斉、佐藤博 膜性増殖性糸球体腎炎/C3 腎症の腎予後の検討:J-RBR 二次研究 第63回日本腎臓学会学術総会 横浜(パシフィコ横浜) 2020年8月19日-21日
  10. 鈴木仁 【シンポジウム「日本人の腎臓病 特性と病態」】日本人のIgA腎症診療~国際比較~ 第50回日本腎臓学会東部学術大会 LIVE配信 2020年9月26日-27日
  11. 平沢智美、高原久嗣、明樂麻依子、岩﨑雅子、本田大介、鈴木仁、冨田茂樹、林野久紀、鈴木祐介 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症のステロイド抵抗性神経障害に早期の免疫グロブリン大量療法が有効だった一例 第50回日本腎臓学会東部学術大会 LIVE配信 2020年9月26日-27日
  12. 梅澤由佳子、鈴木仁、萩原慶、明樂麻依子、岩﨑雅子、本田大介、高原久嗣、林野久紀、鈴木祐介 糖尿病性腎症に合併したGoodpasture症候群の1例 第50回日本腎臓学会東部学術大会 LIVE配信 2020年9月26日-27日
  13. 池田有沙、高原久嗣、明樂麻依子、岩﨑雅子、本田大介、鈴木仁、冨田茂樹、林野久紀、鈴木祐介 成人期に診断に至った若年性ネフロン癆の一例 第50回日本腎臓学会東部学術大会 LIVE配信 2020年9月26日-27日
  14. 冨田茂樹、佐伯春美、鳥山茜、泉浩、明樂麻依子、岩﨑雅子、本田大介、高原久嗣、鈴木 仁、林野久紀、鈴木祐介 THSD7AおよびPLA2R何れも陽性となった長期罹患膜性腎症の一例 第50回日本腎臓学会東部学術大会 LIVE配信 2020年9月26日-27日
  15. 本田大介、高原久嗣、明樂麻依子、岩﨑雅子、林野久紀、鈴木祐介 治療が奏功したカルシフィラキシスの2例 第65回日本透析医学会学術集会・総会 WEB開催 2020年11月2日-24日
  16. 高原久嗣、本田大介、岩﨑雅子、明樂麻依子、林野久紀、毎熊政行、鈴木祐介 適切な管理により出産に至った血液透析患者の一例 第65回日本透析医学会学術集会・総会 WEB開催 2020年11月2日-24日
  17. 石川祐史、上野要子、鈴木淳子、飯野靖彦、鈴木 仁、鈴木祐介 血液透析患者の便秘における上皮機能変容薬の効果 第65回日本透析医学会学術集会・総会 WEB開催 2020年11月2日-24日
国際学会
  1. Nagasawa H, Suzuki H, Jenkinson C, Ueda S, Fukao Y, Nakayama M, Otsuka T, Liu K, Komers R, Suzuki Y The Dual Endothelin ETA and Angiotensin AT1 Receptor Blocker Sparsentan Protects Against the Development of Albuminuria and Glomerulosclerosis in the gddY Mouse Model of IgA Nephropathy 57th ERA-EDTA WEB May, 2020
  2. Suzuki H Symposium ‘Advances in Renal Pathology’ Pathogenesis of IgA nephropathy 18th Asian Pacific Congress of Nephrology WEB Oct 4th, 2020
  3. Nagasawa H, Suzuki H, Celia J, Ueda S, Fukao Y, Nakayama M, Otsuka T, Kai L, Rodko K, Suzuki Y The Dual Endothelin Type A Receptor(ETAR)and Angiotensin ⅡType 1 Receptor (AT1R) Antagonist, Sparsentan,Protects Against the Development of Albuminuria and Glomerulosclerosis in the gddY Mouse Model of lgANephropathy 53th American Society of Nephrology(ASN) WEB Oct 22-25,2020
  4. Nakayama M, Suzuki H, Fukao Y, Kano T, Makita Y, Suzuki Y Clinical significance of intensity of galactose-deficient igA1 deposition in patients with igA nephropathy. 53th American Society of Nephrology(ASN) WEB Oct 22-25,2020
  5. Nakayama M, Suzuki H, Kihara M, Suzuki Y Proteinuria selectivity Index as a predictor for response to therapy in nephrotic syndrome. 53th American Society of Nephrology(ASN) WEB Oct 22-25,2020
  6. Kano T, Suzuki H, Makita Y, Fukao Y, Suzuki Y TLR9 signaling pathways in nasal-associated lymphoid tissue have a crucial role in the pathognesis of lgA nephropathy. 53th American Society of Nephrology(ASN) WEB Oct 22-25,2020
  7. Makita Y, Suzuki H, Nakano D, Kano T, Nishiyama A, Suzuki Y Galactose-deficient IgA1 containing immune complexes deposit with complementary activity in mesangium through endothelial cell injuries. 53th American Society of Nephrology(ASN) WEB Oct 22-25,2020
  8. Akira M, Suzuki H, Ikeda A, Iwasaki M, Honda D, Takahara H, Tomita S, Rinno H, Suzuki Y Atypical histological abnormalities in patients with nephronophthisis diagnosed with NPHP1 deletion  53th American Society of Nephrology(ASN) WEB Oct 22-25,2020
  9. Matsuzaki K, Suzuki H, Imai T, Aida R, Barbour SJ, Cattran DC, Katafuchi R, Suzuki Y Corticosteroid therapy improves renal prognosis in IgAN patients with crescent 53th American Society of Nephrology(ASN) WEB Oct 22-25,2020
  10. Muto M, Suzuki H, Yanagawa H, Kanaguchi Y, Kihara M, Io H, Ueda S, Gohda T, Suzuki Y A case of microscopic polyangiitis accompanied by refractory immune thrombocytopenic purpura 53th American Society of Nephrology(ASN) WEB Oct 22-25,2020
  11. Nihei Y, Suzuki H, Fukao Y, Nakayama M, Lee M, Kato R, Kano T, Makita Y, Suzuki Y Dysregulation of B cell differentiation in IgA nephropathy model mice 53th American Society of Nephrology(ASN) WEB Oct 22-25,2020
国内研究会
  1. 深尾勇輔、鈴木仁、KimJS、牧田侑子、狩野俊樹、中山麻衣子、二瓶義人、鈴木祐介 IgA腎症自然発症モデルマウスにおける抗BAFF抗体の効果の検証 第43回IgA腎症研究会学術集会 東京慈恵会医科大学 2020年2月8日
  2. 中山麻衣子、鈴木仁、深尾勇輔、李明峰、加藤莉那、狩野俊樹、牧田侑子、鈴木祐介 IgA腎症における糖鎖異常IgA沈着強度の臨床的意義 第43回IgA腎症研究会学術集会 東京慈恵会医科大学 2020年2月8日
  3. 加藤莉那、鈴木仁、中山麻衣子、深尾勇輔、李明峰、二瓶義人、松崎慶一、鈴木祐介 日本人コホートにおける国際IgA腎症予後予測モデルの有用性の検討 第43回IgA腎症研究会学術集会 東京慈恵会医科大学 2020年2月8日
  4. 深尾勇輔、鈴木仁、牧田侑子、狩野俊樹、中山麻衣子、李明峰、加藤莉那、鈴木祐介 IgA腎症において扁桃摘出術にステロイドパルス療法を併用する意義 第43回IgA腎症研究会学術集会 東京慈恵会医科大学 2020年2月8日
  5. 鈴木 仁 IgA腎症に関する最新の話題 第1回岩手腎臓セミナー アステラス岩手営業所会議室 2020年2月4日
  6. 鈴木 仁(Opening Remarks) 心・腎・代謝と生活習慣病 第1回心・腎・代謝から生活習慣病を考える会 ホテル ザ マンハッタン幕張 2020年9月2日
  7. 鈴木 仁 HIF-PH阻害薬は腎性貧血治療において新たな希望となるのか? 第174回浦安市薬剤師会学術研修会 浦安市健康センター 2020年10月12日
  8. 鈴木 仁 CKDと臓器連関~クレメジンのBest Useを含めて~ CKDセミナー in 新潟 WEB配信 2020年10月22日
  9. 鈴木 仁 慢性腎臓病患者さんの病診連携 浦安病診連携Webinar 浦安ブライトンホテル東京ベイ 2020年12月14日
英文原著
  1. Makita Y, Suzuki H, Kano T, Takahata A, Julian BA, Novak J, Suzuki Y TLR9 activation induces aberrant IgA glycosylation via APRIL-and IL-6-mediated pathways in IgA nephropathy. Kidney Int. 97: 340-349, 2020
  2. Takahata A, Ara S, Hiramoto E, Kitada K, Kato R, Makita Y, Suzuki H, Nakata J, Araki K, Miyazaki T, Suzuki Y Crucial Role of AIM/CD5L in the Development of Glomerular Inflammation in IgA Nephropathy. J Am Soc Nephrol. 31: 2013-2024, 2020
  3. Kubo A, Hidaka T, Nakayama M, Sasaki Y, Takagi M, Suzuki H, Suzuki Y Protective effects of DPP-4 inhibitor on podocyte injury in glomerular diseases. BMC Nephrol. 21: 402-415, 2020
  4. Yamada K, Huang Z, Raska M, Reily C, Anderson J, Suzuki H, Kiryluk K, Gharavi AG, Julian BA, Willey CD, Novak J Leukemia inhibitory factor signaling enhances production of galactose-deficient IgA1 in IgA nephropathy Kidney Dis 6: 168-180, 2020
  5. Xie J, Liu L, Mladkova N, Li Y, Ren H, Wang W, Cui Z, Lin L, Hu X, Yu X, Xu J, Liu G, Caliskan Y, Sidore C, Balderes O, Rosen RJ, Bodria M, Zanoni F, Zhang JY, Krithivasan P, Mehl K, Marasa M, Khan A, Ozay F, Canetta PA, Bomback AS, Appel GB, Sanna-Cherchi S, Sampson MG, Mariani LH, Perkowska-Ptasinska A, Durlik M, Mucha K, Moszczuk B, Foroncewicz B, Pączek L, Habura I, Ars E, Ballarin J, Mani LY, Vogt B, Ozturk S, Yildiz A, Seyahi N, Arikan H, Koc M, Basturk T, Karahan G, Akgul SU, Sever MS, Zhang D, Santoro D, Bonomini M, Londrino F, Gesualdo L, Reiterova J, Tesar V, Izzi C, Savoldi S, Spotti D, Marcantoni C, Messa P, Galliani M, Roccatello D, Granata S, Zaza G, Lugani F, Ghiggeri G, Pisani I, Allegri L, Sprangers B, Park JH, Cho B, Kim YS, Kim DK, Suzuki H, Amoroso A, Cattran DC, Fervenza FC, Pani A, Hamilton P, Harris S, Gupta S, Cheshire C, Dufek S, Issler N, Pepper RJ, Connolly J, Powis S, Bockenhauer D, Stanescu HC, Ashman N, Loos RJF, Kenny EE, Wuttke M, Eckardt KU, Köttgen A, Hofstra JM, Coenen MJH, Kiemeney LA, Akilesh S, Kretzler M, Beck LH, Stengel B, Debiec H, Ronco P, Wetzels JFM, Zoledziewska M, Cucca F, Ionita-Laza I, Lee H, Hoxha E, Stahl RAK, Brenchley P, Scolari F, Zhao MH, Gharavi AG, Kleta R, Chen N, Kiryluk K. The genetic architecture of membranous nephropathy and its potential to improve non-invasive diagnosis Nat Commun 30: 1600, 2020
  6. Iwasaki M, Io H, Muto M, Ichikawa S, Wakabayashi K, Kanda R, Nakata J, Nohara N, Tomino Y, Suzuki Y Effects of L-carnitine supplementation in patients receiving hemodialysis or peritoneal dialysis  Nutrients 12, 3371, 2020
  7. Lee M, Suzuki H, Kato R, Fukao Y, Nakayama M, Kano T, Maikita Y, Suzuki Y Renal pathological analysis using galactose deficient IgA1-specific monoclonal antibody is a strong tool for differentiation primary IgA nephropathy from secondary IgA nephropathy.  CEN Case Rep. doi: 10.1007/s13730-020-00508-3.
  8. Shirai Y, Miura K, Yabuuchi T, Nagasawa T, Ishizuka K, Takahashi K, Taneda S, Honda K, Yamaguchi Y, Suzuki H, Suzuki Y, Hattori M  Rapid progression to end‑stage renal disease in a child with IgA‑dominant infection‑related glomerulonephritis associated with parvovirus B19. CEN Case Rep. 2020;9(4):423-430
原著
  1. 鈴木 仁、鈴木祐介 腎臓病学この1年の進歩 IgA腎症の病態 日本腎臓学会誌 62: 26-33, 2020
  2. 鈴木仁 【特集:腎領域において今後期待される新規治療薬】 IgA腎症における分子標的薬 腎臓内科 2020;11(1):22-27
  3. 本田大介 【解説】補体依存性細胞障害作用 腎臓内科 2020;11(1):84-88

2019年

英文原著
  1. Suzuki S, Ogiwara K, Nishi T, Sakuma S, Akira M, Iwasaki M, Honda D, Takahara H, Ikeda K, Yamaji K, Tamura N, Rinno H, Morimoto1 S : A Case of MPO-ANCA Positive Systemic Lupus Erythematosus Developed into Acute Kidney Injury. Arch Clin Med Case Rep 3: 560-566, 2019
  2. Honda D, Ohsawa I, Takahashi K, Takahara H, Shoji K, Nagano M, Rinno H, Tomino Y, Suzuki Y: Significant fluctuations in total complement hemolytic activity as a nutritional parameter after transition from hemodialysis to online hemodiafiltration. Juntendo Medical Journal 65: 77-84, 2019
和文原著
  1. 二宮以信,渡邉慧,深瀬沙綾,岡本昌大,岡本祥正,牧田侑子,高原久嗣,林野久紀,海老原伸行:血液透析中に両眼の眼圧上昇をきたした眼内レンズ縫着後眼の1症例 臨床眼科 73:1297-1302,2019
和文総説
  1. 本田大介:「透析後の問題と管理」.血液透析の理論と実際、富野康日己編著.中外医学社、p.163-75、2019年7月1日発行
  2. 本田大介:「補体依存性細胞障害作用」.腎臓内科.科学評論社、p.84-88、2020年1月28日発行
学会発表
  1. Yamamoto B, Ohsawa I, Honda D, Iwamoto K, Hide M: The quality of life of Hereditary Angioedema patients in Japan: A patient reported outcome survey. 第68回日本アレルギー学会学術大会、東京、2019年6月
  2. Iwamoto K, Yamamoto B, Ohsawa I, Honda D, Hide M: The diagnosis and treatment of Hereditary Angioedema patients in Japan: A patient reported outcome survey、第68回日本アレルギー学会学術大会、東京、2019年6月
  3. 濱口翔、池田有沙、明樂麻依子、岩﨑雅子、本田大介、髙原久嗣、冨田茂樹、林野久紀、鈴木祐介、急速進行性の腎機能障害と重症貧血を認めるも宗教的理由により無輸血保存的加療を行い救命し得たMGRSの一例、第49回日本腎臓学会東部学術大会、東京、2019年10月
  4. 荻原慶、明楽麻依子、岩崎雅子、本田大介、高原久嗣、冨田茂樹、林野久紀、鈴木祐介、ANCA関連血管炎を合併し急速に腎機能障害を呈したループス腎炎に対しアフェレシス療法が奏功した一例、第49回日本腎臓学会東部学術大会、東京、2019年10月
  5. 本田大介、大澤 勲、中村裕也、後藤博道、富野康日己、鈴木祐介、遺伝性血管性浮腫の診断時における血液検査反復の意義、第56回日本補体学会学術集会、東京、2019年8月
  6. 井下博之、大澤勲、本田大介、眞野 訓、杖下紀更、鈴木祐介、富野康日己、肥満関連腎症における補体解析、第56回日本補体学会学術集会、東京、2019年8月
  7. 冨田茂樹、鳥山茜、泉浩、佐伯春美、本田大介、木村有太子、須賀康、C3陽性/IgA陰性皮膚leukocutoplastic vasculitis-C3皮膚症?-、第56回日本補体学会学術集会、東京、2019年8月
  8. 冨田茂樹、佐伯春美、鳥山茜、泉浩、明樂麻依子、岩崎雅子、本田大介、高原久嗣, 林野久紀, 野口雅章, 飯高和成、骨髄異形成症候群における腎障害[第一報: - DNAメチル化阻害剤投与前状態からの考察 - ]、第62回日本腎臓学会学術総会、愛知、2019年6月
  9. 冨田茂樹,佐伯春美,鳥山茜,泉浩,明樂麻依子,岩﨑雅子,本田大介,高原久嗣,林野久紀:糖尿病経過観察中にIgG4陽性像を確認した特発性膜性腎症の一例 日本腎臓学会東部学術大会,東京,2019.10
研究会発表・講演
  1. Honda D: General overview & Japan practice. HAE treater workshop, Seoul, 24th Oct, 2019
  2. Honda D. Japan HAE status. JUMP HAE Symposium, Seoul, 25th Oct, 2019
  3. Honda D. HAE management & monitoring system in Japan. JUMP HAE Symposium, Seoul, 26th Oct, 2019
  4. 本田大介:各診療科におけるHAE診療の実際、HAE Round Table Meeting Table Meeting(武田薬品工業株式会社)、東京、2019年9月
  5. 本田大介:すべての診療科に関わる希少疾患!国家試験にも出題された-知っていれば悲しみを防げる病とは-、武田薬品株式会社m3.com.web講演会、2020年3月
  6. 高原久嗣:糖尿病性腎臓病について.順天堂大学医学部附属浦安病院 第62回地域連携フォーラム、千葉、2019.6.27
  7. 高原久嗣:透析患者の高齢化について.第5回浦安・市川腎Expert meeting、千葉、2019.8.27
  8. 高原久嗣:慢性腎臓病の治療戦略.市川市介護保険事業者連合会、令和元年度第1回医療講座、千葉、2019.11.12
  9. 岩崎雅子:急速進行性の腎機能障害と重症貧血を認めたMGRSの1例.第14回UFR(Urayasu Forum of Renal disease). 2019.10.15

認定施設

  • 日本内科学会認定教育施設
  • 日本腎臓学会認定教育施設
  • 日本透析医学会認定教育関連施設
  • 日本アフェレシス学会認定施設

患者さまとご家族のみなさまへ

当科では、5名の腎臓内科医が外来・入院診療に携わり、腎炎、ネフローゼ、腎不全、高血圧などを中心とした診断と治療を行っています。

腎臓は尿を生成し、体中の老廃物を濾過して尿中に排泄する重要な臓器で、この濾過機能をもつフィルターの役目をしているのが、腎臓の中にある毛細血管が糸玉状に集まった糸球体といわれる器官です。

腎臓の慢性炎症や高血圧・糖尿病など様々な要因が糸球体に負担をかけることにより、蛋白尿が出るようになります。その蛋白尿が糸球体の下流にある尿細管を傷め、線維組織に置き換わってしまいます。徐々に老廃物や水分を尿中に排泄する能力が衰え、老廃物や体液量が増加していき、やがて腎不全といわれる状態になります。 最終的には、生命を維持するために人工透析(血液透析・腹膜透析)が必要となってきます。

一方、高血圧の患者さまは、わが国に3,300万人もいるといわれ「国民病の1つ」で、「高血圧は万病のもと」ともいわれております。腎臓病・高血圧ともに症状が明らかになった時にはすでに進行した厳しい状態となっていることが多いのです。高血圧と腎臓病とは密接に関係していることを深く理解していただくことを治療の第一歩と考え、日常の診療にあたっています。

蛋白尿や腎機能障害を放置すると、心不全、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などの心血管系合併症の大きなリスクとなることが最近わかってきました。早期の診断と治療が必用ですので、症状がなくても異常を指摘されたときには受診されることをお勧めします。

紹介してくださる先生方へ

当科で診療する主な疾患は、急性糸球体腎炎、急速進行性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎(IgA腎症など)、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎臓病、多発性嚢胞腎、全身疾患(膠原病・血液疾患など)に伴う腎障害、急性腎障害、慢性腎不全、本態性高血圧、二次性高血圧、電解質異常など多岐にわたります。近年、生活習慣の変化、高齢化を背景に慢性腎臓病(CKD)が増加しています。CKDは脳卒中、心血管病、認知機能障害とも密接に関係しており、国民の健康寿命を損なう要因の一つです。CKDの進行抑制、合併症予防のためには、持続性蛋白尿や腎機能障害の早期発見が重要です。近年IgA腎症、多発性嚢胞腎やCKDの進展抑制効果をもつ新規治療薬が上市されてきています。地域医療連携のさらなる強化が必須と考えておりますので、お気軽にご紹介いただければと存じます。初めて受診される患者さんには紹介状をお渡しください。また、維持透析中の患者さんの入院依頼、血液浄化療法の依頼につきましては、事前にご連絡いただけますと幸いです。

研修医の先生へ

若手医師に望まれることは、基本的な知識の習得の上に如何に異常所見(理学的所見、検査所見)を捕らえることができるかということです。

CKDの各ステージの中でも軽微な尿蛋白、軽度のクレアチニン値の異常は、若手医師に限らず他診療科(内科の腎以外の領域も含めて)においても見過ごされているのが現状です。腎障害が原発性なのか続発性なのか、急性か慢性か、腎毒性薬剤の使用はないのか、可逆性か非可逆性か、腎機能に応じた薬剤用量は適切か、水分バランスは適切かなどこれらの基本事項を達成できるかどうかで、その後の臨床スキルは格段と進歩していくものと考えます。

当科は、糖尿病・内分泌内科、膠原病・リウマチ内科、血液内科と共に同じ科の中で診療を行っており、続発性の腎障害については特に症例が豊富です。またCKD対策の最重要課題である心血管イベントについては昨年まで同じ科であった循環器内科との密接な関係により迅速な対応が可能な環境です。さらに救急診療科の新設に伴い急性血液浄化も多く、初期のCKDから重症例まで臨床スキルの達成には最適の環境であると思います。