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診療科・部門のご紹介

MEDICALCARE

科長補佐ごあいさつ・経歴

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科長補佐
戸叶 隆司
(先任准教授)

専門領域

不整脈(ペースメーカ、植込み型除細動器、心臓再同期療法、植込み型心電図モニター、カテーテルアブレーション)

略歴

1987年3月 帝京大学医学部卒業
1990年5月 順天堂大学医学部 循環器内科学講座 専攻生
1996年1月~1998年6月 Cardiology, University of Michigan Medical Center, USA, Research Fellow
1998年10月 順天堂大学医学部附属順天堂伊豆静岡病院 循環器科 助手
2001年7月 順天堂大学医学部 循環器内科学講座 助手
2004年4月 同 医局長
2006年4月 同 臨床講師・病棟医長・臨床研修医指導主任
2007年4月 同 准教授・臨床研修医指導主任
2007年10月 順天堂大学医学部附属静岡病院 循環器科 准教授・医局長
2011年4月 順天堂大学保健看護学部 准教授 併任
2012年7月 順天堂大学医学部附属浦安病院 循環器内科 准教授
2014年11月 同 准教授・医局長
2015年7月 同 先任准教授・医局長
2020年4月 同 先任准教授・医局長・科長補佐、同ハートセンター副センター長

賞罰

1996-1997 American Heart Association Research Fellowship Award
1997-1998 American Heart Association Research Fellowship Award

資格・学会活動

日本内科学会認定内科医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本不整脈心電学会認定専門医
日本医師会認定産業医
Member of Heart Rhythm Society(#139454)
日本不整脈心電学会 評議員・植込み型デバイス委員会・合併症対策部会オブザーバー・CDR・IBHRE認定制度委員
日本循環器学会関東甲信越地方会 評議員
臨床電気生理研究会 特別幹事
千葉アリスミア 代表世話人
日本ICD友の会 顧問
日本ペースメーカー友の会静岡支部 顧問

出身地

千葉県八千代市

趣味

R&B 研究、スキー、スキューバダイビング

ごあいさつ

私は、循環器内科科長補佐・副ハートセンター長を務めます戸叶隆司と申します。
当科は当院が開設された1984年、加納達二教授を中心に3名の順天堂医院循環器内科学講座より派遣された内科の先生方のグループを礎としております。当時より最新の設備を有し心臓カテーテル検査・治療、ペースメーカ植込みなどを行い、緊急症例の迅速な受け入れなど地域医療の中核としての組織を既に築き上げていただいております。その後2006年に循環器内科として独立し、2011年8月より休日・深夜を問わず常に緊急症例に対応可能な当直体制を構築しています。2007年には加納達二教授のご退官に伴い中里祐二教授が赴任され、心臓血管外科も併設し、冠動脈バイパス術や弁膜症手術、さらには大動脈疾患の緊急対応も可能になり、順天堂大学の伝統である心臓血管外科との密な連携はハートセンター開設として結実しております。また2015年4月から、循環器緊急疾患に迅速な対応ができるようハートホットラインシステムを導入、相前後して横山健准教授がアンギオチームのリーダーとなり心臓カテーテル検査・治療は飛躍的に増加しております。中里祐二教授のご尽力でペースメーカ植込み患者さんも飛躍的に増加し、不整脈の分野ではカテーテルアブレーション、植込み型除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT)が施行可能となり、2010年には心房細動に対するアブレーションも開始、現在では心房細動はアブレーション対象症例の約2/3を占め、私と小田切史徳助教、IBHRE資格を持つ臨床工学技士らとチームを結成し、不整脈症例も順調に症例数を増やして参りました。

植込みデバイス手術風景

アブレーション(内視鏡式レーザー)風景

当科が誇るものとして、末梢動脈疾患の治療があげられます。柳沼憲志助教、尾﨑大助教がフットケアチームなどで他診療科の連携のみならず近隣の先生方とも密な連携を構築し、年間100件以上の治療を行いました。さらに近年では、最新の心房細動に対するバルーン式アブレーション(クライオバルーンアブレーション・内視鏡レーザーアブレーション)、皮下植込み型除細動器(S-ICD)や植込み型心電計(ICM)も導入し、常に最先端、安全で確実な治療を提供し稼働も伸びております。これも当科にこれまでご勤務され診療に心酔された諸先輩・先生方、そして昼夜を問わず診療にあたる当科スタッフのおかげであり、また循環器内科学講座を含む順天堂大学ご卒業の近隣の先生方との病診連携の賜物と心から感謝しております。

中里祐二教授とアンギオチーム横山健准教授と不整脈診療チーム

さて私事にはなりますが、私は1987年に内科研修医として順天堂大学に参りました。順天堂大学の素晴らしい環境で、楽しく充実した内科研修を送ることができました。現在順天堂大学医学部附属静岡病院循環器内科科長の諏訪哲教授は当時1年先輩の内科研修医で、研修開始時何もできない私に採血や点滴、カルテ記載、検査の出し方など研修医の最初の仕事をお教えいただいた関係です。循環器内科ローテーションの指導医は、現在順天堂大学医学部附属練馬病院副院長の住吉正孝特任教授でした。住吉正孝教授は、循環器内科の基礎のみならずご専門である不整脈診療に関して丁寧に教えてくださり、循環器内科学講座入局を考える転機となりました。さらに越谷市立病院ローテーションでは循環器内科に2019年度まで当科教授をお務めの中里祐二先生が当時おられ、準医局員のように心臓電気生理学的検査からペースメーカまで深く関わらせていただきました。越谷市立病院の手術室で当時循環器内科学講座不整脈グループの指導者であられた中田八洲郎先生(前順天堂大学医学部附属静岡病院病院循環器内科教授)に、不整脈を専門に入門したい旨を中里祐二教授のご紹介でご挨拶させていただいたのを昨日のことのように感じます。1990年に循環器内科学講座に入局、当初から中田八洲郎教授、中里祐二教授、住吉正孝特任教授にはご多用に関わらず懇切丁寧な指導を賜りましたが、「医師であると同時に研究者であれ」と常々おっしゃっておられました。おかげさまで多くの学会・論文発表、そしてミシガン大学のFred Morady教授のもとへの留学もさせていただき、順天堂医院、静岡病院で不整脈診療・研究、そして学会・研究会活動の各種役職にも精進してきた次第です。

ミシガン大学留学時代

ミシガン大学恩師Fred Morady教授と(2019年ミシガン訪問時)

2012年、当科に異動し、再び中里祐二教授のもとに戻ることとなりましたが、当科の医局員の熱心さと非常にまとまった医局・チームであることが第一印象でありました。そのような中、准教授、先任准教授、医局長として2020年3月まで中里祐二教授を順調にサポートすることができました。また中里祐二教授は常に安全第一の診療を心掛け指導されていましたが、合併症が少ないことも私共の自負するところであります。そして2020年4月より中里祐二教授の後任として、科長補佐として当科責任者を拝命いたしました。この素晴らしい医局を力の限り守りさらなる発展をすること、安全第一で合併症や医療過誤のない診療を継続することが地域の皆さま、患者さん、そして諸先輩への恩返しとして私に課せられた使命と考えております。現在はコロナ禍という未曽有の事態に全世界が引き込まれてしましましたが、一時を除き皆さま方、そして優秀なスタッフのおかげで診療実績は大きく落ちることなく2020年を経過いたしました。これからも臨床医として患者さん本位の医療の実践、安全で質の高い医療を提供しつつ、疾患の発症メカニズムなどを探求し、新たな検査法・治療法を研究、その有効性や安全性を自ら検証しながら日々患者さんと向き合っていく、そのような「フィジシャン・サイエンティスト」、順天堂大学が理想とする医師像に当医局員全員が到達できるよう、引き続き皆さま方のご指導・ご支援を賜れますようよろしくお願い申し上げます。

ミシガン大学フェロー同期、現在米国Northwestern大学循環器内科教授でクライオバルーンアブレーションの権威、Bradly P. Knight先生と(2019 APHRSにて)

心房細動のアブレーション治療の基礎をつくられたフランスボルドーの心房細動治療の権威、Michel Haïssaguerre教授と(2020 AF Symposiumにて)