診療科・部門のご紹介

　2021年7月より膠原病・リウマチ内科、整形外科、眼科、皮膚科、産婦人科の協力のもと、膠原病・リウマチセンターを開設いたしました。
　膠原病は関節リウマチや全身性エリテマトーデス、血管炎症候群など多くの疾患が含まれ、全身のさまざまな場所に炎症を来たす原因が不明な病気です。このため診断が難しい場合や、診断されたあとも投薬以外の治療が必要となる場合があり、診断から治療に至るまで多くの診療科との綿密な連携が必要となります。さらに膠原病患者さんに手術が必要になった場合や、妊娠、出産をする場合、内服治療だけではコントロール出来ない皮膚症状がある場合、白内障や緑内障など眼の病気で治療が必要となった場合に、治療のため内服しているステロイド薬や免疫抑制薬、関節リウマチなどで使われる生物学的製剤などの薬剤の調整を行う必要があることから、膠原病内科医と各診療科の専門医が連携して治療にあたることが必要です。
　千葉県指定の東葛南部難病相談支援センターがある当院において膠原病診療をセンター化することにより、①膠原病患者さんの治療と生活の質の向上、②最新の医療を提供するため膠原病・リウマチ内科と関連診療科との協力体制の構築、③地域医療機関とのさらなる連携を強化していくことを推進するため、膠原病・リウマチセンターを設置いたしました。これにより高度で安全かつ患者さんに寄り添った診療を基本とし、オーダーメイドな治療の提供を目指して参ります。