ごあいさつ
院長ごあいさつ
順天堂大学医学部
附属浦安病院
院長
田中 裕
~地域医療の最後の砦として、安心・安全な医療環境の充実に尽くす~
新年度にあたり当院を代表してご挨拶申し上げます。
元旦に発生した能登半島地震では多くの犠牲者が出ました。心よりお悔やみ申し上げます。また海外では未だ各地で不幸な戦禍が続き、心を痛めている人々も多いと察します。新型コロナウイルス感染症は、2023年5月に5類感染症へ移行され、未だ感染者が出ています。引き続き気を緩めることなく慎重に対応していきます。
このような不安定な時こそ、安心・安全な医療環境の充実が重要になってきます。当院は2023年9月、千葉県で2番目となる高度救命救急センターの指定を受けました。引き続き最重症の患者さんの治療に専念してまいります。
病院改修工事は順調に進み、2023年度は各診療科外来の移転・拡張、レストラン・コンビニをオープンしました。さらに身体(からだ)機能検査センターとフットケアセンターを新規開設しました。引き続き、電気・空調・受水槽などの設備更新や血液浄化センターの移転、高度救命救急センターの拡充などを予定しています。
学校法人順天堂では、教職員・学生一人ひとりが4R:Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)、Replace(リプレイス)に対する高い意識を持ち、積極的にエコホスピタル・キャンパスへの実現を目指します。特に環境問題を重視し、院内に環境活動推進会議を設け、節電やSDGsの推進、カーボンニュートラルなどを進めていきます。
今後も変わらず、順天堂が理念とする「不断前進」を掲げ、1838年の建学以来掲げる「仁」の心に基づいた、安全・安心の医療を推進していきます。
2024年度 目標
- 患者さん中心の安全で質の高い高度専門医療の展開
- 地域医療支援病院として医療連携の推進
- 患者さんのためのきめこまやかな病床利用の促進
- 新型コロナウイルス感染症を含む感染症防止対策の強化
- アメニティーを重視した病院機能の改善(改修工事の推進)
医療サービス支援センター長ごあいさつ
医療サービス支援
センター長
卜部 貴夫
~入院から転院・退院、在宅まで患者さんとご家族をさまざまな医療従事者が包括的に支援~
入退院支援、看護支援、地域医療連携室、医療福祉相談室といった患者さんのサポートに関わるセクションを集約した患者支援センター。
ここでは医師や看護師、医療ソーシャルワーカーなどの職種が連携し、紹介を受けた方の初診予約、入院調整、患者さんやご家族に対する心理的・社会的支援、転院・退院の支援、在宅療養を希望する場合の看護・介護に関するアドバイスなどを行っています。
現在は、入院支援にもサービスを拡大し、看護師、薬剤師、栄養士などによる入院前面談を実施しており、入院から退院まで一貫して当センターでサポートできる体制を整えております。
今後は、地域医療支援病院、紹介受診重点医療機関として、地域の先生方と患者さんを診る「2人主治医制」、また、地域のリハビリテーション施設や介護施設などと、地域全体で患者さんを診るための包括的な支援体制の強化に力を入れてまいります。