膠原病・リウマチ内科
医学の父ヒポクラテス(左:紀元前460-377年)は、リウマチは体内の流れ(Rheuma)が滞り粘液が関節に溜まる疾患と考えていました。この考えは正しく無いのですが、リウマチという名はこのギリシャ語Rheumaに由来しています。右の名画(サンドロ ボッティチェリ作 ある青年の肖像 1480年)の優雅に置かれた青年の右手には関節リウマチの変形が認められます。
お知らせ
2024.04 ホームページを更新しました
2024.04 リウマチ診療支援システムを導入しました(当科池田がシステムの開発の主体となっています)。関節リウマチを罹患している皆様に、関節の状態や疾患に関連した生活状況を、診察前にタブレット端末に入力いただきます。御協力の程よろしくお願い申し上げます。
2021.12 森本真司医師が膠原病・リウマチ内科教授に就任しました
2021.02 ホームページを更新しました
科のご紹介
当科では、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚・多発性筋炎、血管炎症候群、シェーグレン症候群、ベーチェット病などの代表的な膠原病を始め、発熱、持続する関節痛や筋肉痛、皮疹などその原因のはっきりとしない患者さまを数多く診察しています。“手がこわばる”、“関節が痛む”、“微熱が続く”、“紅班が出る”、などの症状でお悩みの方が他の医院、病院の先生からリウマチや膠原病を疑われて紹介されていらっしゃいます。血液、尿、各種の画像診断など最新の検査を行って、いち早く的確な診断ができるようにしております。
当院では、6名の膠原病・リウマチの専門医が中心となって診療にあたっており、外来患者さんは毎月1,500人前後(関節リウマチ症例は約500人前後)で、常時20〜25名の患者さんが入院しています。
膠原病は全身的な症状を呈する場合が多いため、他の内科系の診療科や、整形外科、皮膚科、メンタルクリニックなど他診療科とも連携して診察を進めています。また、日本で始めて膠原病内科を標榜した順天堂大学の附属病院として順天堂医院はじめ順天堂の各附属病院との経験や知識の交流を深めて、患者さんにとって少しでも良い医療が行えるよう努めています。
当院では現在、多くの若い医師が臨床研修を行っておりますが、当科では日本リウマチ学会の研修指定病院として若い膠原病・リウマチ専門医の育成にも力を入れています。さらに、当院に併設の環境医学研究所の先生、研究員の方々と協力し、膠原病の病因の解析や、新しい治療法・診断法の研究・開発にも力を注いでおります。当科では、膠原病の研修や研究を希望される若い先生を、随時、全国から募集しております。興味のある方はご連絡ください。
取り扱う主な疾患
主な対象疾患(カッコ内は主な症状)
- 全身性エリテマトーデス (発熱、紅斑、関節痛、蛋白尿など)
- 関節リウマチ (全身の関節の疼痛・腫脹など)
- 皮膚・多発性筋炎 (筋痛・筋力低下、皮疹など)
- 強皮症 (手指の冷感、皮膚の硬化性変化など)
- シェーグレン症候群 (眼球・口腔内乾燥症状、皮疹など)
- ベーチェット病 (視力障害、口内炎、陰部潰瘍、皮膚膿瘍、関節痛、腹痛など)
- 混合性結合組織病 (手指の腫脹、レイノー現象、関節痛など)
- 抗リン脂質抗体症候群 (血栓形成による動・静脈炎、習慣性流産・死産など)
- リウマチ性多発性筋痛症・巨細胞性動脈炎 (急激な筋痛、運動障害、体重減少など)
- 成人発症スティル病 (発熱に伴う皮疹、全身関節痛など)
- 多発性動脈周囲炎 (発熱、蛋白尿・血尿、神経炎、咳・息切れなど)
- 血管炎症候群(発熱、皮疹、咳・息切れ、蛋白尿・血尿など)
- IgG4関連疾患(リンパ節腫脹、四肢の浮腫みなど)
- 乾癬性関節炎(関節痛、皮疹など)
以上に挙げた疾患のほかにも数多くの膠原病、あるいはその類縁疾患があります。
ご覧のようにその症状は様々ですが、いずれも何らかの免疫機能の異常に基づいて起こる疾患と考えられます。
治療について
治療法は各疾患により、またそれぞれの病状によって異なります。免疫異常を改善するという点から、各種の免疫抑制剤・調節剤に加え、副腎皮質ステロイドというホルモン剤を使う場合が多くあります。また、血液中の異常な免疫物質を除く目的で血漿交換療法を行うこともあります。
近年、関節リウマチの治療は大きく進歩しており、特に生物学的製剤やJAK阻害剤を用いた分子標的療法は、従来にない治療効果を発揮しています。また最近では全身性エリテマトーデスやその他の膠原病疾患、骨粗鬆症に対しても生物学的製剤での治療を行っています。
関節リウマチを筆頭に全身性エリテマトーデス等で広く行われている生物学的製剤やJAK阻害剤による当院での治療実績は1年間で延べ1,500人以上となっており、千葉県内で最も多くの関節リウマチや全身性エリテマトーデスの患者さんを診察し、生物学的製剤を導入している病院の一つです。
診療実績
2022年度 疾患別外来患者割合
2022年度 疾患別入院患者割合
外来診療
膠原病の多くは、慢性的に経過することが多く、外来での定期的な経過観察が必要となり、症状に応じてお薬の種類や量も変わることがあります。また、病気の性質上、皮膚科や眼科、耳鼻咽喉科など、他の診療科の診察が必要となる場合もあります。したがって膠原病の診療では外来での検査や診察が大切です。他院よりご紹介で来院された患者さんも、膠原病の診断のために当院で様々な検査を行う必要があります。患者さんの待ち時間が少しでも短くなるように、効率の良い検査計画をたてるとともに、外来は予約制を取っております。
専門外来
当科では毎日、専門医が診察にあたっていますので、安心してご来院ください。
内容 | 全身性エリテマトーデスの原因は不明ですが、遺伝的素因に環境因子が関与し発病すると考えられています。症状は多岐に渡り、全身管理が重要となります。長年の診療経験をもとに最新の治療も取り入れ、患者さんが質の高い生活を送れるよう心掛けています。 |
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診察日 | 木曜日午前 |
担当医師 | 森本 真司 |
関節リウマチ外来
内容 | 従来からの検査に加え、状況に応じて関節超音波を施行し、正確な診断と重症度評価を行います。治療法の進歩が速い領域ですが、最新知識や技術のアップデートを怠らず、患者さん個々に合った最良の治療を提案できるよう努めています。 |
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診察日 | 木曜日午前 |
担当医師 | 鈴木 智 |
※かかりつけ医からの紹介状(診療情報提供書)をご持参ください。
※紹介状をお持ちの方のみ、初診のご予約を紹介初診予約センターにて受け付けております。なお、初回受診時は上記担当医師ではない場合もございますので、ご了承ください。
入院診療
入院患者さんは、年間250名前後で、常時20~25名の入院があります。当科の膠原病・リウマチ専門医が主治医となり、研修医とともに診察させていただきます。膠原病は全身疾患であるために、入院後に、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、整形外科、産婦人科など他の診療科と一緒に患者さんを拝見する場合があります。
通常の入院のほかに、検査のための短期入院(1週間程度)や、特別な治療(ステロイド・シクロフォスファミド(エンドキサン)パルス療法、血漿交換療法、免疫グロブリン大量療法、生物学的製剤導入など)のための短期入院制度(数日から1週間程度)を積極的に取り入れています。
お願い
入院患者さんは、年間250名前後で、常時15~20名の入院があります。入院に際しては、なるべく患者さんのご希望に沿った日時やお部屋が取れるよう努力しております。入院が必要な場合、ご希望をお知らせください。
スタッフ紹介
科長
森本 真司
(教授)
1990年3月 順天堂大学医学部 卒業
1997年1月 順天堂大学医学部免疫学教室(~1999年3月)
1999年4月 獨協医科大学医学部免疫学教室(~2000年5月)
2003年7月 順天堂大学医学部膠原病内科学講座 助手
2006年4月 同上 講師
2007年4月 同上 准教授
2011年11月 順天堂大学医学部附属浦安病院 膠原病・リウマチ内科 先任准教授
2021年7月 順天堂大学医学部附属浦安病院 膠原病・リウマチセンター センター長
2021年12月 順天堂大学医学部附属浦安病院 膠原病・リウマチ内科 教授
専門 |
日本内科学会内科認定医・指導医、日本リウマチ学会専門医・指導医・評議員
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専攻領域 |
膠原病内科学・臨床免疫学
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研究 |
こちらをご覧ください
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職位 | 氏名 | 出身大学・専門分野・その他 | |
准教授 | 池田 圭吾 | 順天堂大学卒(1995年) 【専攻領域】膠原病内科学、臨床免疫学 【専門】日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医、日本リウマチ学会専門医・指導医・評議員、日本リウマチ財団登録医、日本臨床免疫学会免疫療法認定医 【研究】こちらをご覧ください |
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助教 | 鈴木 智 |
聖マリアンナ医科大学卒(2007年) |
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助手 | 西 卓也 | 順天堂大学卒(2014年) 【専攻領域】膠原病内科学 【専門】日本内科学会専門医、日本リウマチ学会専門医・指導医 |
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助手 | 大谷 友也 | 埼玉医科大学卒(2015年) 【専攻領域】膠原病内科学 【専門】日本内科学会専門医 |
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助手 | 川又 望実 | 順天堂大学卒(2019年卒) 【専攻領域】膠原病内科学 |
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非常勤助手 | 片岡 裕子 | 鹿児島大学卒(2010年) 【専攻領域】膠原病内科学 【専門】日本内科学会専門医、日本リウマチ学会専門医・指導医 |
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大学院生(環境医学研究所) | 篠浦 まりな | 日本大学卒(2016年) 【専攻領域】膠原病内科学 【専門】日本内科学会専門医 |
学会活動/認定施設など
2023年度
英文原著
- Suzuki S, Kataoka Y, Otani T, Taniguchi Y, Ikeda K, Tamura N, Morimoto SOptimal time of starting tocilizumab in acute phase of adult-onset Still's disease and comparison of its efficacy with that of methotrexate: a case series and a review of the literature.Clin Rheumatol. 2024 Feb 12.
- Suzuki S, Taniguchi Y, Otani T, Nakazawa T, Ikeda K, Morimoto S.Infectious dissecting aortic aneurysm due to Streptococcus pseudopneumoniae mimicked large vessel vasculitis.Clin Case Rep Int. 2023; 7: 1545.
学会報告
- 鈴木智、大谷友也、谷口ゆき乃、片岡裕子、池田圭吾、山路健、田村直人、森本真司「成人発症Still病におけるTocilizumabの早期導入意義についての検討」第67回日本リウマチ学会総会・学術集会 2023年4月25日、福岡
2022年度
英文原著
- Dankers W, Northcott M, Bennett T, D’Cruz A, Sherlock R, Gearing LJ, Hertzog P, Russ B, Miceli I, Scheer S, Fujishiro M, Hayakawa K, Ikeda K, Morand EF, Jones SA.Type 1 interferon suppresses expression and glucocorticoid induction of glucocorticoid-induced leucine zipper (GILZ). Front. Immunol. 2022 Nov 23.
- Hayakawa K, Fujishiro M, Yoshida Y, Kataoka Y, Sakuma S, Nishi T, Ikeda K, Morimoto S, Takamori K, Sekigawa I.Exposure of female NZBWF1 mice to imiquimod induced lupus nephritis at an early age via a unique mechanism that differed from spontaneous onset. Clin Exp Immunol. 2022 Feb 2.
学会報告
- 谷口ゆき乃、鈴木智、中澤武司、大谷友也、池田圭吾、森本真司 「大型血管炎との鑑別を要したStreptococcus pseudopneumoniaeによる感染性解離性大動脈瘤について」 第682回日本内科学会関東地方会 2022年11月19日、Web開催
- 西卓也、藤城真樹、早川国宏、鈴木智、池田圭吾、森本真司、山路健、田村直人 「末梢血細胞分画変動及びB細胞内シグナルへの影響から検証したベリムマブの役割」 第66回日本リウマチ学会総会・学術集会 2022年4月26日、横浜
- 野嶋仁貴、鈴木智、大谷友也、篠浦まりな、池田圭吾、山路健、田村直人、森本真司 「MPO-ANCA陽性でループス様症状と血管炎症状が混在した腎炎患者に関する検討」 第66回日本リウマチ学会総会・学術集会 2022年4月26日、横浜
- 鈴木智、篠浦まりな、大谷友也、池田圭吾、山路健、田村直人、森本真司 「入院加療を要した成人発症Still病36例の臨床的特徴と治療成績の検討」 第66回日本リウマチ学会総会・学術集会 2022年4月26日、横浜
2021年度
英文原著
- Suzuki S, Ikeda K, Yamaji K, Tamura N, Morimoto S.Recurrence in long-term survivor of anti-MDA5 antibody-positive clinically amyopathic dermatomyositis: case series and literature review. Mod Rheumatol Case Rep. 2021 Feb 9.
- Matsuoka Y, Morimoto S, Fujishiro M, Hayakawa K, Kataoka Y, Suzuki S, Ikeda K, Takamori K, Yamaji K, Tamura N.Metformin repositioning in rheumatoid arthritis. Clin Exp Rheumatol. 2021 Jul-Aug; 39(4): 763-768.
学会報告
- 篠浦まりな、鈴木智、大谷友也、池田圭吾、山路健、田村直人、森本真司 「感染性心内膜炎との鑑別を要した巨細胞性動脈炎の一例」 第31回日本リウマチ学会関東支部学術集会 2021年12月11日、東京
2020年度
英文原著
- Kogami M, Suzuki S, Nanjo Y, Ikeda K, Tamura N, Sasaki S, Morimoto S. Complication of COVID-19 during remission induction therapy against anti-MDA5 antibody positive dermatomyositis. Rheumatol Adv Pract. 2020 Nov 17. rkaa068.
- Matsuoka Y, Morimoto S, Fujishiro M, Hayakawa K, Kataoka Y, Suzuki S, Ikeda K, Takamori K, Yamaji K, Tamura N.Metformin repositioning in rheumatoid arthritis. Clin Exp Rheumatol. 2020 Aug 5.
- Yoshida Y, Hayakawa K, Fujishiro M, Ikeda K, Tsushima H, Hirai T, Kawasaki M, Tominaga M, Suga Y, Takamori K, Sekigawa I, Morimoto S. Social defeat stress exacerbates atopic dermatitis through downregulation of DNA methyltransferase 1 and upregulation of C–C motif chemokine receptor 7 in skin dendritic cells. Biochem Biophys Res Commun. 2020 Sep; 529(4): 1073-1079.
学会報告
- 小神昌寛、篠浦まりな、鈴木 智、大熊智子、南條友央太、池田圭吾、佐々木信一、森本真司 「抗MDA5抗体陽性間質性肺炎合併皮膚筋炎の寛解導入療法中に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を併発した一例」 第48回日本臨床免疫学会総会 2020年10月15日、Web開催
- 芳田祐子、早川国宏、藤城真樹、池田圭吾、森本真司、渡辺恵史、関川巖 「アトピー性皮膚炎における樹状細胞のDNAメチル化変動」 第64回日本薬学会関東支部大会 2020年9月19日、東京
- 松岡遊貴、藤城真樹、早川国宏、鈴木智、池田圭吾、森本真司、山路健、田村直人 「関節リウマチにおけるメトホルミンのdrug repositioningの可能性の検討」 第64回日本リウマチ学会総会・学術集会 2020年8月17日-9月15日、Web開催
- 斎藤優奈, 鈴木智 「IL-17A抗体製剤で寛解に至るも,ローディング完了後に炎症性腸疾患類似症状の増悪をみた脊椎関節炎患者に関する検討」
第64回日本リウマチ学会総会・学術集会 2020年8月17日-9月15日、Web開催 - 芳田祐子、早川国宏、藤城真樹、池田圭吾、森本真司、渡辺恵史、関川巖 「皮膚樹状細胞におけるDNAのメチル化機能不全による炎症誘導機構の解析」 日本薬学会第104年会 2020年3月25日、京都
- 藤岡進也、浅沼優子、鈴木智、池田圭吾、森本真司 「膀胱直腸障害を呈した好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の1例」 第658回日本内科学会関東地方会 2020年3月24日、東京
認定施設
日本内科学会、日本リウマチ学会、日本臨床免疫学会、日本免疫学会など
毎年、上記のいずれかの学会で、臨床・基礎医学の研究演題を発表しています。
そのほかに、日本リウマチ学会総会や日本内科学会地方会、日本リウマチ学会地方会で興味ある症例を報告しています。
また当院は、日本リウマチ学会の教育施設に指定されており、膠原病・リウマチ専門医の養成病院となっています。
紹介してくださる先生方へ
最近の膠原病や関節リウマチに対する関心の高まりを反映して、発熱、関節痛、筋肉痛、皮疹、口腔乾燥などを主訴に当科外来を受診される患者さんは年々増加しています。医療機関からのご紹介も浦安市、市川市、船橋市、江東区、江戸川区などを中心に増加の一途をたどり、当科の外来患者数は月に1,500名以上に及びます。先生方からご紹介いただいた患者さんについては必ず病状をご報告させていただきます。数多くの疾患がある膠原病は正確な診断が必要です。当科では外来での検査のほか、1週間程度の短期入院で精査することもあります。また、難治性の膠原病に対してステロイドやエンドキサンのパルス療法、血漿交換療法、抗サイトカイン療法など特殊な治療法も積極的に取り入れています。リウマチ・膠原病を疑う患者さんがいらっしゃいましたら、いつでもご紹介をお願いします。ご紹介は、地域医療連携室にFAXでご連絡いただくと便利です。(https://www.hosp-urayasu.juntendo.ac.jp/for_doctors/reserve/")
また、紹介状をもらった患者さん自身が日時予約できる「紹介予約センター」も設けていますのでご参照下さい。(https://www.hosp-urayasu.juntendo.ac.jp/coming_to_0/reserve/)
研修医の先生へ
獲得できる主な資格
- 日本リウマチ学会;専門医・指導医
- 日本リウマチ財団;登録医
- 日本内科学会;認定医・総合内科専門医・指導医
- 日本臨床免疫学会免疫療法認定医
研修の目的
膠原病は広範な臨床科にまたがる全身疾患であり、かつ免疫異常をその背景に持つことから、当研修では膠原病の臨床はもとより、内科臨床全般の素養を充実させるとともに、他領域の臨床にも関心を持てるようにしていきます。見学等をご希望の場合は、当院臨床研修センターまでご連絡ください(https://resident-juntendo-urayasu.jp/reserve/)
獲得できる主な資格
- 日本リウマチ学会;専門医・指導医
- 日本リウマチ財団;登録医
- 日本内科学会;認定医・総合内科専門医・指導医
- 日本臨床免疫学会免疫療法認定医
獲得可能な事項
- 全身性エリテマトーデス、関節リウマチなど代表的膠原病疾患の病棟・外来での診療経験
- 自己抗体など、免疫・血清学的な所見の理解
- 膠原病に必要な診断方法(各種画像検査・特殊検査など)の理解、関節超音波検査手技の取得
- 多くの免疫抑制剤や分子標的療法剤を用いた治療法の習得
- 論文・文献の抄読、症例の学会発表及び論文での発表
- 臨床を通じての臨床・基礎研究の理解とその実施
(希望者には、当院併設の環境医学研究所を利用し、各種診断技術・研究手技の指導や臨床研究の指導を行います)
週間予定
午前 | 午後 | |
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月曜 |
膠原病病棟回診 |
病棟・外来 |
火曜 |
膠原病内科病棟回診 |
病棟・外来 |
水曜 |
膠原病内科病棟総回診 |
病棟・外来 研究会・抄読会(環境医学研究所内) |
木曜 | 膠原病内科病棟回診 外来 |
病棟・外来 |
金曜 | 膠原病内科病棟回診 外来 |
病棟・外来 |
土曜 | 膠原病内科病棟回診 外来 |
医学研究
当科では、環境医学研究所での研究活動を積極的に行っています。充実した研究活動の遂行のために大学院に入学し、環境医学研究所で研究活動を実施することが可能です。上記の認定医・専門医取得とともに、医学博士号の取得も可能になっています。興味のある方は環境医学研究所のホームページも参照していただき、当科までご連絡ください。
環境医学研究所ホームページ 研究紹介ページ
(https://research-center.juntendo.ac.jp/kankyo_igaku/research/g6/)
環境医学研究所ホームページ 募集ページ
(https://research-center.juntendo.ac.jp/kankyo_igaku/2023pd-add/)
キャリアでお悩みの先生へ
出産や子育て、開業や医療継承等で、今後のキャリアに悩みを抱えている先生がいらっしゃるかと思います。リウマチ・膠原病の専門医取得や維持、当科との医療連携等をお考えの場合も含め、当科では外来や病棟での診療を希望に応じて組み合わせた形での勤務が可能になっています。出身大学、医局は問いません。ご興味、ご希望がありましたら当科医局長・池田までご連絡ください。