ごあいさつ
2023年4月より血液内科の科長代行に就任いたしました。
当科では、白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液悪性腫瘍、溶血性貧血や免疫性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血などの非悪性血液疾患および凝固線溶系異常など、ほとんどの血液疾患を対象に専門的な診療を行っています。造血幹細胞移植については、ご自身の造血幹細胞を利用する自己末梢血造血幹細胞移植に対応しています。また、他人の造血幹細胞を使用する同種造血幹細胞移植については、順天堂大学医学部附属順天堂医院をはじめとする専門施設と連携し、スムーズな移植が行えるよう心がけています。当科における年間の新規診断について、急性白血病は約15例、悪性リンパ腫は約60例、多発骨髄腫は約25例です。血液疾患の治療には、総合内科的な知識のほかに様々な診療科や診療支援部門の力添えによる集学的な治療が必要です。また、患者さんへの継続的な診療体制づくりのため、往診を含む地域医療機関の協力が不可欠です。これまで当科にご協力いただいた皆さまに感謝申し上げますとともに、これまで以上に血液疾患の治療、臨床研究、教育などを充実させていく所存です。今後ともよろしくお願いいたします。
プロフィール
山梨大学2000年卒
【専門分野】血液内科
【取得資格】日本血液学会専門医・指導医、日本内科学会認定内科医、総合 内科専門医、日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医・指導医
このたび、当院血液内科は日本造血細胞移植学会が定めた認定基準による非血縁者間造血幹細胞移植を施行する認定診療科として認定されました。
2019年5月31日付で、日本骨髄バンクの非血縁者間骨髄採取施設に認定されており、当科を中心に多職種の協力のもと、骨髄採取を行っております。今回の認定を受け、今後は採取だけでなく移植も行うことが可能となりました。
「非血縁者間骨髄採取施設認定施設」に認定されました。