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新たな『心電図検査機器』を導入しました

JUNTENDO UNIVERSITY URAYASU HOSPITAL

 当院ではこのたび、電極一体型ホルター心電図『Heartnote®』を導入しました。不整脈は動悸、息切れ、めまい、失神、さらには心不全や脳梗塞の原因となります。通常の心電図では症状や発作がない時は「正常」である場合が少なくありません。このような場合、24時間ホルター心電図を行いますが、24時間以内に不整脈が発生しなければ診断にたどり着けません。さらに長時間の心電図記録は、本体と電極・コードが別体のため、入浴が不可能なだけでなく、その前後で装置のつけ外しが必要などわずらわしさがありました。  この電極一体型ホルター心電図『Heartnote®』は、絆創膏タイプで軽量、しなやかで電極ケーブルなどがないため、装着負担が少なく、防水仕様ため装着したままシャワーや半身浴が可能となります。そして7日間の心電図が記録可能です。すでにこれまで記録でなかった不整脈が記録され、治療に進んだ患者さんも多くいます。原因が特定できていない動悸、息切れ、めまい、失神を認める患者さんや、そのような患者さんでお困りの近隣の先生方は、遠慮なくご相談ください。

臨床検査医学科 科長・教授
身体(からだ)機能検査センター長   藍 智彦
小児科 科長・教授
こども救急センター長   高橋 健
循環器内科 科長・教授
副ハートセンター長   戸叶 隆司

ごあいさつ
2022年4月1日付で小児科の科長代行に就任いたしました。
小児科は小児期発症の疾患全般を診る特殊な診療科です。小児は成長に伴い発育・発達するため、常に状態が変化します。自分では説明ができないまま、症状が急速に進行する場合もあります。それに加えて、対象となる疾患が大変多彩です。成人の各内科学に相当する各分野に加えて、新生児疾患、遺伝性疾患、染色体異常、先天代謝異常、先天異常および発達障害なども診療の対象となります。当科では、高い水準の小児科医療を行うことのできる、小児科専門医の資格を得た医師が多数在籍し、各分野のより専門的な診療も行えるように、日々研鑽を重ねています。地域の中核病院として、近隣の医療機関と連携して、地域医療を支える活動を、今後もより高度に実践していきます。さらに大学病院として、小児科専門医の育成を含む小児医療に関わる医療従事者の教育と、臨床研究による学術活動も活発に行います。診療のみならず教育と研究を三本の柱として、地域の小児医療の発展と小児の健康増進に尽力しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

プロフィール
信州大学1994年卒
【専門分野】小児循環器
【取得資格】日本小児科学会小児科専門医・小児科指導医、日本小児循環器学会専門医、日本心エコー図学会暫定専門医、臨床研修指導医

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ごあいさつ
2023年7月1日付で、小児科の教授を拝命いたしました。
大学病院の使命として、診療、教育および研究の三つの柱があります。
診療については、小児科は未熟児・新生児を含む15歳以下の全ての内科的疾患の診療を行う特殊な科です。地域基幹病院として全ての内科的救急疾患を受け入れるのと同時に、大学病院として専門的な診療も行います。専門分野が多岐に渡るため、医局員全員が各自の専門分野を担当し、協力して診療を行い、小児外科や救急診療科との協力も不可欠です。小児科が患児達のために効果的に診療できるようにかじ取りを行うことが、科長としての重要な任務であり、尽力する決意です。 教育については、医学生、研修医および小児科医師の教育も行い、長期的な小児科の発展を目指します。 研究については、疾患の専門的研究に取り組むだけでなく、私達の特徴として、健常児がより健康になるための研究も進めてまいります。将来的には浦安地域での実践を通じて世界に発信し、小児の健康増進に寄与することを目指しています。 以上の3つの活動を柱に、これからも、皆様方と共に協力し、より良い医療環境を築いてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

プロフィール
信州大学1994年卒
【専門分野】小児科学、小児循環器学、心臓超音波検査
【取得資格】小児科専門医、小児科指導医、小児循環器専門医、日本心エコー図学会専門医、日本小児科学会代議員、日本小児循環器学会評議員、日本心エコー図学会代議員、千葉県小児保健協会理事、日本小児科学会千葉地方会幹事、日本千葉県川崎病研究会世話人、日本小児皮膚科学会運営委員、日本小児循環動態研究会代幹事

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