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JUNTENDO UNIVERSITY URAYASU HOSPITAL

TOPICS トピックス

2017年02月08日(水)

消化器内科

尿素呼気試験の迅速診断のご利用について

はじめに

ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃癌、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)など様々な疾患との関連が指摘され、除菌療法を行う機会が増えています。

当院でも2015年7月から12月の6か月間に445人の方の除菌治療を行いました。除菌成績は下記の通りです。

尿素呼気試験の迅速診断について

ヘリコバクター・ピロリ菌の検査方法はいくつかありますが、除菌治療後の効果判定には尿素呼気試験あるいは便中抗原が有用とされています。(日本ヘリコバクター学会ガイドライン2009 より)
なかでも尿素呼気試験は最も精度の高い検査法です。

当院では院内で尿素呼気試験を行っており、検査後60分ほどで結果が判明します。診療所・クリニックで除菌療法を行い、4週間以上経過した患者さんであれば、当院受診後、その日に尿素呼気試験を行い、検査結果をご本人へお渡ししますので、迅速に結果を確認して頂けます。


・初診外来医宛てに紹介状をお願いします。
・検査にあたっての注意事項がありますので、下記をご参照下さい。

ヘリコバクター・ピロリ菌除菌後の尿素呼気試験について

診断薬を服用し、服用前後の呼気を集めて診断します。20分ほどで全行程が終了し、60分ほどで検査結果が判明します。
注≫プロトンポンプ阻害剤(PPI)や抗生物質を内服していると、偽陰性となることがあります。そのため、これらの薬を飲んでいる方では、休薬後2週間経過してから検査を行ってください。

以下の「尿素呼気試験を受けられる方へ(PDF)」は、検査にあたっての患者さん向けの説明となりますので、よろしければ印刷して患者さんへお渡し下さい。

PDFはこちら

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