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JUNTENDO UNIVERSITY URAYASU HOSPITAL

TOPICS トピックス

2024年05月27日(月)

救急診療科

順天堂大学と富士通Japan、デジタル技術の活用によるレジリエントな 災害医療体制の構築に向けた共同研究講座を開始しました。

2024年6月より3年間、大規模な自然災害やパンデミックなどで被災しても持続的な医療供給を可能とするレジリエントな災害医療体制の構築を目的とした共同研究講座「医療デジタルレジリエンス研究講座」を実施します。

近年、地震や台風水害などの自然災害が全国で多発していることや、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機としたパンデミックなどの対応が社会的課題となっています。大規模な災害が起こった場合、被災地域においては、傷病者数や重症度などの医療需要や提供可能な医療資源の情報は分散しているのが現状です。そしてこれらの情報の多くは、紙媒体で管理されており、集約や調整は人手で行われています。したがって、災害発生から時間経過とともに変化する医療需要の量や質、提供できる医療資源をリアルタイムに把握困難な点が医療機関の大きな課題となっています。

本共同研究講座は、大規模災害が起こった場合、災害急性期における被災地の医療需要や医療資源の情報が分散しリアルタイム把握困難な現状があり、浦安病院の救命救急・災害医療の知見をもとに、富士通Japanのデジタル技術活用し、最適な情報を迅速に収集し共有する仕組みの構築を目指します。

<医療デジタルレジリエンス研究講座>

1.期 間:2024年6月1日から2027年5月31日まで
2.代表者:順天堂大学大学院医学研究科救急・災害医学 教授 岡本 健
(順天堂大学浦安病院 院長補佐 救急診療科科長・高度救命救急センター長)
3.場 所:順天堂大学浦安病院
4.内 容:
(1)災害医療に必要な情報のリアルタイムな収集・共有の効率化検討
(2)被災地における医療資源の可視化、適切な配置調整
(3)病院内の各情報を自治体や国、地域の医療機関へ適切に情報提供できる仕組みの検討

 

プレスリリースはこちら(学校法人順天堂サイトへ)

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