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JUNTENDO UNIVERSITY URAYASU HOSPITAL

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2023年10月10日(火)

臨床検査医学科

藍 智彦医師が臨床検査医学科教授に就任しました

ごあいさつ
2023年10月1日付で、臨床検査医学科の教授に就任いたしました。
2022年に、米国テキサス州からディズニーゆかりの地「浦安」へ来て、早や1年余りが過ぎました。私は世界で初めてカテーテルアブレーションを行ったDr. Scheinman(シャインマン)に憧れ、京都大学医学部で、様々な不整脈の治療の研究開発に携わりました。2002年には米国へ移住し、テキサス心臓研究所で、Dr. Cooley(クーリー)やDr. Willerson(ウィラーソン)といった心臓病の権威のもと、小児循環器の名医であるDr. Towbin(トービン)達と研究行い、「QT延長症候群12番目の遺伝子」の発見などをしました。また、インディアナ大学やオハイオ州立大学では、心不全のメカニズムの解明や、拡張型心筋症遺伝子検査の確立に携わりました。その後、遺伝子検査会社に移籍し、研究者として過ごしていましたが、「順天堂大学浦安病院」で臨床病態医学の研究を再開することができました。
当院に赴任してからは、様々な組織再編成、採血室や生理機能検査の集約、技術員の教育、共同研究の構築に務めてまいりました。世界に負けない大学病院となるにはまだまだ課題が山積みです。これからは若手育成のため、今までの経験を伝えていきます。また、様々な遺伝性疾患の病態解明や治療法の開発を行うことで、医学の進歩に寄与し、当院の発展ならびに多くの患者さんの診療に貢献できればと存じます。

 

略歴
1992年大阪医科大学医学部卒業後、静岡県立総合病院で内科研修を行う。1995年より京都大学医学部第三内科大学院で、臨床と基礎心臓電気生理学を研鑽。2001年よりMissouri大学医学部Dalton心臓血管研究所、2004年よりTexas Heart Institute/St. Luke’s Episcopal Hospitalで電気生理学、遺伝学の研究後、2010年Indiana大学循環器内科助教授に就任し、遺伝性不整脈や心筋症の機能解析を行った。2013年東京医科歯科大学ERセンター医員 (現在非常勤講師)。2014年、順天堂大学医学部臨床検査医学科非常勤助教となり、臨床検査専門医取得。2018年、Ohio州立大学内科遺伝学スタッフとして、拡張型心筋症 (DCM)の遺伝子解析研究に従事。また、米国国立衛生研究所(NIH) ClinGen DCM遺伝子解析班員を務めた。2021年、米国Invitae社で代謝病遺伝子検査解析に従事し、2022年6月より現職。

主な資格
臨床検査専門医、管理医、ECFMG

その他
NIH ClinGen 拡張型心筋症遺伝子解析班員、元インディアナ大学循環器助教授

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