2020年04月15日(水)
鈴木仁医師が腎・高血圧内科科長補佐に就任しました
ごあいさつ
2020年4月1日付で腎・高血圧内科の診療科長に就任いたしました。
近年、生活習慣の変化、高齢化を背景に慢性腎臓病(CKD)が増加しています。CKDは脳卒中、心血管病、認知機能障害とも密接に関係しており、国民の健康寿命を損なう要因のひとつです。CKD診療ガイドラインなどにより、持続性蛋白尿や腎機能障害の早期発見が重要であることが明示されて以来、特に若年~壮年期の透析導入に歯止めをかけることが現実化している時代であり、地域医療連携の更なる強化が必須と考えております。CKD患者さんの全ての病期に対応し、原疾患の治療、CKDの進行抑制、合併症予防のみならず、CKDが進行すると全身の臓器に障害が生じることを念頭に置き包括的に診療を行ってまいります。
また、腎炎・ネフローゼ症候群は、特異的な治療法がないため難治性ですが、IgA腎症をはじめ、新規分子標的治療薬の開発が現在進行中です。厚生労働科学研究難治性腎障害に関する調査研究班での活動を通じ、新たな治療戦略やエビデンスについていち早く皆さまにお届けしたいと考えております。
地域の皆さまに信頼して受診していただける医療を提供できるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール
順天堂大学1996年卒
【専門分野】IgA腎症、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病、透析、高血圧
【取得資格】日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本腎臓学会専門医・指導医・学術評議員、日本透析医学会専門医・指導医、日本高血圧学会専門医・指導医、日本成人病学会学術評議員