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診療科・部門のご紹介

MEDICALCARE

          循環器内科・リハビリテーション科          心臓リハビリテーションチームより

心臓リハビリテーションは包括的心臓リハビリテーションとも呼ばれ、理学療法士による運動療法はもちろんですが、専属の看護師も常駐しており、疾患に対する学習活動、再発、予防のための療養指導を行っています。心疾患手帳を活用し日々の体重、服薬状況、運動状況、血圧、心拍数を入院中から患者さんご自身に記載してもらうことで退院後の体調管理に役立ててもらいます。外来主治医も手帳を拝見することで患者さんの身体状況を把握しやすくなります。また、月2回多職種カンファレンスを行い、医師、理学療法士、看護師にて個々の患者さんについて話し合いの場を設けることでオーダーメイドに近い包括的リハビリテーションを目指しています。
当院は2025年1月に心大血管リハビリテーション施設基準Ⅰを取得しました。そのため、より一層充実した心臓リハビリテーションを実施することが可能となりました。現在は入院患者さん向けに病棟内にある心臓リハビリテーション室にて心臓リハビリテーションを行っていますが、心臓リハビリテーションは150日間の保険適応が認められており、入院中だけでなく外来通院での心臓リハビリテーション実施が不可欠と考えており、現在導入に向けて準備を進めています。

心肺運動負荷試験

心肺運動負荷試験は心電図モニター、酸素飽和度モニター、血圧計、呼気中の酸素、二酸化炭素を測定できるマスクを着けてエルゴメータという自転車を使い運動をしてもらいます。運動という負荷を身体にかけることで安静時には見つからなかった異常を発見することが可能です。また、呼気中の酸素、二酸化炭素を測定することで、心臓、肺、骨格筋それぞれの機能を知ることができます。心臓リハビリテーションにおいては患者さんの適切な運動量を正確に測定することができるため、リハビリを行う際には必要不可欠な検査です。質問、ご要望がありましたら主治医までお問い合わせください。