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MEDICALCARE

手術支援ロボット「ダヴィンチ」

da Vinci ダヴィンチ について

ダヴィンチは1990年代に米国で開発された内視鏡手術支援ロボットです。現在では世界で年間652,000例の臨床実績(※INTUITIVE SURGUCALより)があり、米国においてはダヴィンチを使用した手術が前立腺癌手術の約9割を占めております。国内でもすでに200台以上のダヴィンチが導入され、その安全性・信頼性の高さから前立腺癌に対しては2012年4月より健康保険の対象となりました。順天堂大学泌尿器科でも早期よりダヴィンチが導入され、数多くの手術が行われております。現在、日本において前立腺癌は急激に増加しており、癌罹患数では男性第1位(※2016年度国立がん研究センター癌罹患数予測)となりました。安全かつ正確な手術の必要性がより一層高まる中で、順天堂大学浦安病院でも2017年2月よりダヴィンチが運用開始されることになりました。

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特徴とメリット

痛みが少ない

小さな傷口のみで行われる手術なので従来の開腹手術と比較して痛みも少なく、手術翌日から歩いてのリハビリテーションが可能です。

早期回復、早期退院

鮮明な3D画像、そして最大約10倍のズーム機能による拡大視野で手術中の出血量を最小限に抑え、従来の腹腔鏡手術と比較して手術時間は短縮されます。また腸への負担も少なく手術翌日からお食事を召し上がることができます。

排尿機能の早期回復、性機能障害の低減

先に述べた良好な手術視野により、前立腺を包み込む筋肉や神経を損傷する可能性を最小限にします。それにより、手術後の「尿失禁」や「勃起障害」のリスクを軽減します。