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診療科・部門のご紹介

MEDICALCARE

外傷・再建センター

お知らせ

■講演のお知らせ
「JSETS(重度四肢外傷シンポジウム)」7/16~7/17にて、工藤医師が講演しました。
「JFRS(日本骨折治療学会2016)シンポジウム」にて工藤医師が講演しました。

「外傷センター」と「外傷再建センター」の違い

外傷患者の約47%が整形外傷患者であると言われております。救急外来・救命センターに搬送された外傷患者さんは、(最も多い整形外傷治療において)うまくいっても治療に数ヵ月を要します。
社会復帰する患者さんがいる一方、重度外傷により数年に及ぶ治療や機能障害をかかえて生きていくことになる患者さんもおられるのも事実です。
こうした経過の分かれ目は、受傷初期から機能回復までの中長期的な「専門的外傷再建」治療にかかっています。

社会復帰を想定して治療にあたれるか否か?
この点が主に急性期に特化した一般の「外傷センター」との違いです。

■再建術とは?
皮膚から筋・腱・骨格・神経・血管にいたる損傷を修復する高度医療技術です。

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診療疾患・実績

1. 診療疾患

・四肢開放骨折
・外傷後組織欠損
・難治性骨軟部感染・慢性骨髄炎
・難治性軟部組織感染
・外傷後四肢機能障害

2. 診療実績

手術の種類 2020年 2021年 2022年 2023年
上肢の骨折 282 298 390 398
下肢・骨盤の骨折 213 260 304 288
軟部組織損傷(腱縫合、皮膚移植ほか) 158 235 103 127
血管・神経(神経剥離、動脈皮弁、指再接着ほか) 86 132 93 160
重度四肢軟部組織再建 14 18 24 18
その他 53 0 35 20
合計 806 943 949 1,011

3. 講演会・活動実績

これまでに少人数ですが救急・形成を対象とした標準的外傷再建のレクチャーを行ってきました。また、院外での当院手術室看護師・病棟看護師を対象としたハンズオンセミナーの実施(年2回)を行ってまいりました。
これ以外に、順天堂大学浦安病院外傷再建センター長として講演会・セミナーでのレクチャーも積極的に行ってまいりました。

・日本外傷学会:ランチョンセミナー講師
・救急医学会関東地方会:ランチョンセミナー講師
・日本重度四肢外傷シンポジウム2014:講師・シンポジスト・座長
・帝京大学JETEC外傷セミナー(第3回)講師
・Technical Learning Course for Fix and Flap Surgery:講師

この他、発足以来、上記以外に1年間に関東近県で各種外傷関連セミナー6回講演(計12回/年)を行いました。

センター長略歴

 

センター長
市原 理司
(整形外科 准教授)

経歴 平成14年3月 順天堂大学医学部卒業
平成17年1月 京都大学再生医科学研究所臓器再建応用分野 特別研究員
平成25年7月 仏国ストラスブール大学手外科センター クリニカルフェロー
平成27年7月 順天堂大学浦安病院整形外科 助教
平成30年1月 順天堂大学医学部附属浦安病院手外科センター副センター長
令和2年7月 順天堂大学医学部附属浦安病院外傷再建センター 副センター長
令和4年7月 順天堂大学浦安病院整形外科 准教授(教育)
所属学会外傷関連 日本整形外科学会(専門医、指導医)
国際手外科連合(IFSSH:Vice National Delegate )
日本手外科学会(代議員、専門医、指導医、国際際委員会委員長)
日本マイクロサージャリー学会(評議員)
日本骨折治療学会(評議員、広報渉外委員会委員)
日本肘関節学会(評議員)
日本末梢神経学会(評議員)
日仏整形外科学会(役員)
フランス手外科学会(International Associate member)
賞罰 平成25年11月 フランス手外科学会海外渡航研修生奨学金受賞
平成27年12月 第52回フランス手外科学会最優秀演題賞受賞
平成28年11月 順天堂大学整形外科同門会奨励賞
平成30年4月 Journal of Hand Surgery European volume: Top Reviewer Award
令和1年8月 第30回日本末梢神経学会最優秀演題賞
令和 2年1月 米国手外科学会トラベリングフェロー受賞
令和 4年4月  Journal of Hand Surgery European volume: Top Reviewer Award

 

センター長よりあいさつ

当院外傷再建センターでは、急性期の短期間に特化した初期治療(応急処置)だけではなく、受傷初期からリハビリテーションなどの機能回復までの中長期的な「専門的外傷再建治療」を一貫して行い社会復帰に向け患者様をサポートしています。 また、重度四肢外傷治療を行っていく中で生じた問題点を解決するために、多くの臨床研究・基礎研究を行っています。骨髄炎や軟部組織の深部感染を制御するために従来のマスクレ法を改良した新規治療法の開発や、外傷性軟部組織欠損による神経損傷に対して、人工神経を用いた新規生体内再生治療の開発に日夜取り組んでおり、国内外学会での講演や、世界のトップジャーナルへの論文投稿を行っています。 多くの外傷患者様の福音となるように日々努力を続けて最良の治療を行っておりますので、お困りの患者様は御相談頂ければと思います。

関連診療科ページ

受診希望の患者さまへ

毎週水曜日午前に、専門外来として「難治外傷診」を開設してフォローアップ・紹介受け入れを行っています。
現在、整形外科兼任のため、整形外科外来から予約可能です。

医療者向け(紹介)

当外傷再建センターは、2010 年より整形外科内で活動してきた外傷再建班から、院内公認組織として再編されました。遊離皮弁も含めた軟部再建を整形外科のみで年間 120 件程行っており、単科で軟部再建が行える強みを生かし、重度四肢外傷において社会復帰に向けた一貫した治療を行っています。
当院整形外科に転属後、「整形外傷再建班(2010年~)」として皮膚~骨まで幅広く治療が行える強みを生かして重度外傷患者さんの治療にあたってまいりました。

他院3次救急病院や遠方からの転送・紹介患者さんも多数おられましたが、機能再建を目標とした治療介入による結果を評価いただき、このたび病院公認組織として、また医療連携窓口の一つとして、「外傷再建センター」の開設にいたりました。
また、内臓や顔面など複数にわたる外傷を受けられるかたもおられるため、救急診療科・形成外科とも連携した治療をすすめられるよう患者さんごとに柔軟に対応しております。地域の方々を含め、遠方からのご紹介もお受けしておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

学会活動

2022年

英文原著
  1. Yamamoto Y, Kadoya K, Mohamad Alaa Terkawi, Endo T, Konno K, Watanabe M, Ichihara S, Hara A, Kaneko K, Iwasaki N, Ishijima M. Neutrophils delay repair process in Wallerian degeneration by releasing NETs outside the parenchyma. Life Science Alliance. 2022;12;5(10):e202201399.
  2. Isaka A, Ichihara S, Hirose T, Ishijima M. Physeal Distal Radial Fracture with Entrapment of the Tendons of Extensor Pollicis Longus and Extensor Digitorum Communis to Index Finger. J Hand Surg Asian Pac Vol. 2022;27(5):917-922.
    和文原著
    1. 市原理司, 石井紗矢佳, 石島旨章:【上肢疾患の診断と治療の進歩(新鮮外傷を除く)】「Heberden結節に対する整容・機能面に配慮した指節間関節固定術の有効性と課題」. 別冊整形外科 2022; 82:92-96.
    2. 市原理司, 鈴木雅生, 原章, 最上敦彦, 石島旨章:橈骨遠位端骨折をMIPOで行う際のテクニックと注意点に関する臨床研究. 骨折 2022; 44(2): 184-187.
    3. 鈴木雅生、市原理司、青木浩平、原章、 転位方向と骨片被覆率に注目した橈骨遠位端関節辺縁骨折の治療経験, 骨折, 2022年、45巻(1), 235-241
    4. 大谷 慧, 市原 理司, 石井 紗矢佳, 鈴木 雅生, 山本 康弘, 原 章, 石島 旨章,小児上腕骨外側顆骨折に Cannulatedscrewを使用した症例の追跡調査 ,日本肘関節学会雑誌 ,2022;29(2):24-26
    5. 田代憲, 市原理司, 原章, 鈴木雅生, 大谷慧:掌側月状骨窩二重骨折を有する橈骨遠位端骨折に対する手術加療の検討. 日本手外科学会雑誌 2022; 38(4):421-425.
    6. 青木浩平, 市原理司, 丸山祐一郎, 平澤英幸, 富田善雅, 工藤俊哉. 橈骨遠位端骨折後感染性偽関節に対し抗菌薬含有セメントを使用し治療した2例. 骨折 2022; 44(3): 582-586.
    7. 保田由美子, 原章, 市原理司, 鈴木雅生, 林明人:肘部での剪断波エラストグラフィーによる尺骨神経の硬さの計測. 日本手外科学会雑誌 2022; 38(5):805-809.
    和文総説
    1. 市原理司, 石島旨章:【末梢神経-Current Concept in 2022】 末梢神経外科領域におけるロボット手術の現状と今後の展望. 整形・災害外科 2022; 65(5): 707-713.
    国内学会発表
    1. 市原理司, 林礼人, 石島旨章. ロボット支援下マイクロ手術は、熟練のマイクロ医の技術に追いつけるか?(指定演者シンポジウム)「手外科領域におけるイノベーション:新しい医療材料・医療技術」. 第65回日本手外科学会学術集会, 北九州, 2022年4月14日
    2. 市原理司, 原章, 林礼人, 石島旨章. 神経修復の多様性 「様々な神経修復術に対するロボット手術の現状と今後の展望」. (指定演者シンポジウム)第49回マイクロサージャリー学会学術集会, 浜松, 2022年12月1日
    3. 市原理司, 原章, 林礼人, 石島旨章. Robotic microsurgeryと新しい血管吻合器の開発 「手術支援下マイクロ手術は、熟練のマイクロ医の技術に追いつけるか?」(指定演題シンポジウム). 第49回マイクロサージャリー学会学術集会, 浜松, 2022年12月1日
    4. 市原理司, 大谷慧, 鈴木雅生, 石井紗矢佳, 原章, 丸山祐一郎, 石島旨章. 各種リムプレートの治療成績-利点と欠点- Initial R Xpert2.4リムプレートを用いた橈骨遠位端骨折治療の小経験. (指定演題シンポジウム)関東整形災害外科学会, 東京, 2022年3月11日
    5. 市原理司, 大谷慧, 鈴木雅生, 石井紗矢佳, 原章, 丸山祐一郎, 最上敦彦, 石島旨章. 橈骨遠位端骨折 Initial R Xpert2.4 volar rim plate単独使用でVLF骨片を有する橈骨遠位端骨折は治療可能か?. (指定演題シンポジウム)第48回日本骨折治療学会学術集会, 横浜, 2022年6月24日
    6. 鈴木雅生, 市原理司. 基節骨基部骨折の創外固定を用いた固定方法についての検討, 第35回日本四肢再建、創外固定学会学術集会, 奈良, 2022年3月11日
    7. 鈴木雅生,、市原理司. シュワン細胞充填型人工神経は神経再建の新たな選択肢となりうるか(第2報), 第65回日本手外科学会学術集会, 北九州, 2022年4月14日
    8. 鈴木雅生,市原理司. シュワン細胞充填型人工神経の長期成績について,第33回末梢神経学会, 東京, 2022年9月10日
    9. 鈴木雅生, 市原理司. シュワン細胞充填型人工神経の適応と限界, 第37回日本整形外科学会基礎学術集会, 宮崎, 2022年10月13日
    10. 鈴木雅生, 市原理司. 10mm神経欠損に対するシュワン細胞充填型人工神経の可能性, 第49回マイクロサージャリー学会学術集会, 浜松, 2022年12月1日
    11. 鈴木雅生, 市原理司. 基節骨基部骨折の創外固定を用いた固定方法についての検討, 第35回日本四肢再建、創外固定学会学術集会, 奈良, 2022年3月11日
    12. 大谷 慧, 市原理司. 小児上腕骨外側顆骨折に Cannulated screwを使用した 症例の追跡調査,第34回日本肘関節学会学術集会,愛知,2022年2月11日
    13. 大谷 慧,市原理司. 小児上腕骨外側顆骨折の治療経験 ,第65回日本手外科学会学術集会,長崎,2022年4月15日
    14. 大谷 慧,市原理司. 遺伝子改変マウスを用いた人工神経のNerve connectorとしての有効性に関する検討 ,第33回末梢神経学会学術集会,東京,2022年9月9日
    15. 石井紗矢佳, 市原理司. 舟状骨coronal fractureの1例,第37回東日本手外科研究会,つくば国際会議場,2022年3月5日
    16. 石井紗矢佳, 市原理司. 橈骨遠位端骨折に対するMIPO法の適応と有効性の検証,第65回日本手外科学会学術集会,西日本総合展示場・AIMビル,2022年4月14日
    17. 石井紗矢佳, 市原理司. 当院手外科センターにおける指節間関節固定術の治療成績,第65回日本手外科学会学術集会,西日本総合展示場・AIMビル,2022年4月15日
    18. 石井紗矢佳, 市原理司. 更年期モデルマウスにおける末梢神経慢性絞扼損傷による変化,第37回日本整形外科学会基礎学術集会,シーガイアコンベンションセンター,2022年10月13日
    19. 清水俊平, 市原理司, 鈴木雅生, 石井紗矢佳, 大谷慧, 原章, 丸山祐一郎, 石島旨章. 受傷時の動画が診断の一助となった肘関脱臼の一例. 第35回日本肘関節学会, 名古屋, 2022年2月10日
    20. 青木浩平, 市原理司, 鈴木雅生, 原章, 丸山祐一郎. 小児橈骨遠位1/3骨幹部骨折に対する掌側ロッキングプレート固定の治療. 第48回日本骨折治療学会学術集会, 横浜, 2022年6月24日
    21. 原章, 横山実, 市原理司, 鈴木雅生, 大谷慧, 清水俊平. 診断に難渋した上腕骨肘頭窩類骨骨腫の1例. 第35回日本肘関節学会, 名古屋, 2022年2月10日
    22. 手塚大志,前澤克彦, 佐野 圭, 洪 雅敏, 石島旨章. 人工骨頭置換術術後6年でstem-body fractureが生じた1例. 第49回日本股関節学会, 山形, 2022年10月28日〜29日
    特別講演・招待講演
    1. 市原理司. 「末梢神経修復の新たな可能性を求めて」 ー 再生医療からロボット手術までー 第106回 Kyoto Orthopaedic Seminar, 京都, 2022年12月13日
    2. 市原理司. 人工神経の多様性を再考する. 教育研修講演3「末梢神経損傷に対する再生医療:現状と展望」. 第65回日本手外科学会学術集会, 北九州, 2022年4月14日
    3. 市原理司. Ichi-Fixator system 開発から 5 年「変わったこと、変わらなかったこと」, 特別企画 「若手の先生に知ってほしい外傷創外固定」, 奈良, 第35回 日本四肢再建・創外固定学会学術集会, 2022年3月12日
    4. 鈴木雅生, 市原理司. Hand surgery knowledge update 2022(特別企画3 モーニングセッション), 第65回日本手外科学会学術集会, 北九州, 2022年4月15日
    5. 鈴木雅生, 市原理司. 一筋縄ではいかなかったモンテジア開放骨折の一例, 千葉手肘研究会, 幕張, 2022年7月7日
    6. 鈴木雅生, 市原理司. 重度開放骨折ベーシックセミナー(転院症例の振り返り ケーススタディ①), 東京, 2022年7月10日
    知的財産権の出願・取得等
    1. 市原理司. 監修:肘関節用ASポジショニングデバイス ELBOW COZY(品番:1-502-007-01)
    2. 市原理司(研究代表者), 石井紗矢佳. 「女性の変形性手指関節症と手指神経障害に対する血中エストロゲン値の関連について」. 2021年, 2022年, 2023年 大塚製薬株式会社ニュートラシューテイカル事業部 佐賀栄養製品研究所(受託・共同研究)
    3. 市原理司(研究代表者), 大谷慧. 「人工神経のコネクターとしての神経再生促進効果の検証」. 2022年, 2023年, 2024年 東洋紡株式会社(受託・共同研究)
    4. 市原理司(研究代表者), 伊東奈々. 「新規医療材料を用いた神経保護効果の検証」. 2022年, 2023年, 2024年 ニプロ株式会社(受託・共同研究)