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診療科・部門のご紹介

MEDICALCARE

脳血管内治療専門外来

脳動脈瘤、内頸動脈狭窄などの血管の病気に対して脳血管内治療を行っています。野中宣秀医師(日本脳神経血管内治療学会専門医)が、木曜の午後に脳血管内治療専門外来を行っています。

間脳下垂体外科専門外来
下垂体腫瘍、頭蓋咽頭腫に対して内視鏡下経鼻手術を行っています。石井尚登医師(脳神経外科専門医)が、火曜日の午後と土曜日の午前(第二土曜日の除く)に一般外来・間脳下垂体外科専門外来を担当しています。石井尚登医師は機能神経外科手術も専門にしており、パーキンソン病に対する外科的治療として深部脳刺激(DBS)を順天堂医院、当院の脳神経外科と脳神経内科が共同して行っています。

神経内視鏡手術専門外来
水頭症(非交通性)、脳室内腫瘍、脳室内出血などに対し、神経内視鏡を用いて手術を行っています。鈴木隆元医師(脳神経外科専門医、神経内視鏡技術認定医)が一般外来・神経内視鏡手術専門外来を担当しています。

3テスラーMRIの導入
平成27年5月から精度の高い画像診断を目指し高磁場の3テスラーMRIが増設されました。MRIは3台が稼働するようになり、以前より予約状況が改善しています。

科のご紹介

順天堂大学浦安病院脳神経外科では、出血性脳卒中や頭部外傷等の脳神経救急を中心として脳と脊椎脊髄の病気を広範に診療しております。

順天堂大学浦安病院には、29の診療科があり、特に、脳神経外科は、脳神経内科、小児科、循環器内科、糖尿病・内分泌内科、耳鼻咽喉科、整形外科、メンタルクリニック、ペインクリニック科などとチーム医療を展開することによって、新生児から高齢者までの脳と脊椎脊髄疾患に対応しています。

診療内容は、脳血管障害(くも膜下出血、脳出血、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、もやもや病等)、頭部外傷、脳腫瘍(髄膜種、神経膠腫、転移性脳腫瘍、頭蓋底腫瘍、下垂体腫瘍、小児脳腫瘍、眼窩腫瘍等)、水頭症、くも膜嚢胞、脊椎脊髄疾患(頸椎、腰椎疾患、脊髄腫瘍等)、機能的脳神経外科疾患(三叉神経痛、顔面けいれん、パーキンソン病等)など多岐にわたっています。

平成24年4月から脳神経・脳卒中センターをオープンし、脳神経内科と脳神経外科が合同で外来診療を行っています。
平成25年4月から救急診療科と脳神経内科と連携し、救急隊との脳卒中ホットラインを開始し、速やかな脳卒中患者さんの受入を行っています。

取り扱う主な疾患

脳腫瘍 脳血管障害 脊椎脊髄疾患 機能的脳神経外科疾患 

小児・成人の“水頭症”や“くも膜嚢胞(のうほう)”などの嚢胞性疾患 頭部外傷を紹介します。

脳腫瘍

良性脳腫瘍から悪性脳腫瘍までナビゲーション誘導、電気生理学的モニターを用い安全で確実な顕微鏡手術を行っています。神経膠腫、下垂体腫瘍、小脳橋角部腫瘍、頭蓋底腫瘍、脳深部腫瘍、脳室内腫瘍、眼窩腫瘍、転移性脳腫瘍など多くの種類の脳腫瘍を治療しています。小児脳腫瘍にも積極的に取り組んでいます。悪性腫瘍に対しては、術後化学療法、放射線治療を行います。

[神経膠腫(グリオーマ)]

神経膠腫(グリオーマ)は、脳に発生する腫瘍です。病理診断上は悪性度に応じてグレードが4つにわかれていています。グレード1とグレード2に比べて、グレード3とグレード4は悪性度が高く、悪性神経膠腫と言います。神経膠腫は周囲の脳に浸潤し、正常の脳との境界が不鮮明となるため、手術後に放射線療法や化学療法などが必要となります。

神経膠腫に対する手術

  1. ナビゲーションシステムを用い正確な腫瘍の位置を定めています。
  2. 術中に電気生理学的モニター(運動誘発電位、聴性脳幹反射、顔面神経刺激装置等)を行い脳の機能の温存を心掛けています。
  3. 術前にアミノレブリン酸塩を投与し、術野で腫瘍部位を蛍光発色させることで腫瘍切除率を向上させています。
  4. 術中に病理診断を行い、悪性神経膠腫と診断された場合は、摘出腔にギリアデル(抗がん剤がしみ込んでいる丸い板)を敷いて治療効果を高めます。

グレード3のグリオーマ摘出後、摘出腔にギリアデル(白く丸い板)を敷いた写真

神経膠腫(グリオーマ)は、脳に発生する腫瘍です。病理診断上は悪性度に応じてグレードが4つにわかれていています。グレード1とグレード2に比べて、グレード3とグレード4は悪性度が高く、悪性神経膠腫と言います。神経膠腫は周囲の脳に浸潤し、正常の脳との境界が不鮮明となるため、手術後に放射線療法や化学療法などが必要となります。

神経膠腫の術後の治療

  1. 悪性神経膠腫の場合、術後に放射線治療(50-60Gy)と化学療法(テモダール内服または点滴)を同時に行います.初期治療のあとは、テモダールを28日周期で5日間内服する維持療法を行います。オプションの化学療法(アバスチン点滴)を行います。
  2. グレード2のグリオーマに対しては手術による摘出後、放射線治療を検討します。
[神経膠腫(グリオーマ)]

トルコ鞍から鞍上部に発生する腫瘍、特に下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫に対しては、近年発達してきた神経内視鏡を導入し、開頭することなく鼻腔を経由した内視鏡下経鼻手術を行っており、低侵襲な手術を心がけております。

内視鏡下経鼻手術の術中写真

下垂体腺腫のMRI

内視鏡下経鼻手術後のMRI

頭蓋咽頭腫についても、必要に応じて内視鏡下拡大経鼻手術を行うことで、低侵襲であるとともに良好な成績を得ることができております。

頭蓋咽頭腫のMRI

内視鏡下拡大経鼻手術後のMRI

脳血管障害

くも膜下出血の原因である脳動脈瘤破裂に対する治療として、顕微鏡手術(クリッピング)と血管内治療(コイル塞栓術)がありますが、当院では血管内治療を主に行っています。脳出血には、ナビゲーション誘導血腫吸引術、大きな出血には開頭血腫除去術を行っています。脳ドック等で発見された未破裂脳動脈瘤の治療は症例によって顕微鏡手術と血管内治療のいずれかを選択しますが、破裂脳動脈瘤と同様に主に血管内治療を行っています。脳梗塞は脳神経内科で内科的治療が行われますが、腫れる脳梗塞に対する減圧術は脳神経外科で行います。頚動脈狭窄に対する治療も頚動脈内膜剥離術と血管内治療である頚動脈ステント留置術があり、当院では適応をよく検討し頚動脈ステント留置術を行っています。

<血管内治療> 
脳動脈瘤(脳の血管のコブ)、頚動脈狭窄症(脳に血液を送る頚部の血管が狭くなる病気)、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、発症直後の重篤な脳梗塞、出血性の脳腫瘍(開頭術前の処置)、脊髄の血管の病気、一部の外傷による続発症などに対して、順天堂医院の血管内治療専門チームと連携して血管内治療を行っています。  足の付け根や肘からシースという管を挿入し、大動脈を通じて頚部血管そして脳血管へカテーテルを進め、治療対象の病気に対して様々な道具や薬品を用いて治療をします。
脳・頚部の病気の性質・場所・経過、また血管内治療による合併症などを検討し、血管内治療が適切であるか判断いたします。是非、外来にて脳神経外科医師にお尋ねください。

①脳動脈瘤に対する血管内手術
 
脳動脈瘤内にプラチナコイルを、カテーテルという細い管を用いて誘導・留置することにより、脳動脈瘤の内側より血流を遮断し破裂予防を図ります。

<脳動脈瘤への血管内治療のイメージ>

<プラチナコイル(実物)>

また近年、脳動脈瘤内に留置したプラチナコイルが瘤内より逸脱しないように下支えする“頭蓋内ステント”という器具が開発され、今まで血管内治療が困難なであった脳動脈瘤に対しても血管内治療にて対応しております。

<頭蓋内ステント(実物)>

<頭蓋内ステントでの脳動脈瘤治療のイメージ>

②頚動脈狭窄症に対する血管内手術(頚動脈ステント留置術)
動脈硬化などにより狭くなった頚部の頚動脈を、切開することなくカテーテルを用いて拡張力をもった網目状のステントを誘導し留置します。

水頭症(頭のなかに水が溜まる)と嚢胞(のうほう)性疾患(くも膜嚢胞など:水のふくろができる病気)

中脳水道狭窄や脳室内または脳室近傍の腫瘍による非交通性水頭症やくも膜嚢胞に対して“神経内視鏡”を用い低侵襲な手術を行っています。脳室内または脳室近傍腫瘍に対しては“神経内視鏡”を用いて病理診断のための生検術を行います。当院では日本神経内視鏡学会が認定した技術認定医が手術を行っています。

水頭症(非交通性)

脳腫瘍による中脳水道狭窄

神経内視鏡による第3脳室底開窓術

鞍上部の嚢胞性病変

神経内視鏡を用い嚢胞壁を穿孔し嚢胞液を排出

特発性正常圧水頭症(歩行障害・認知症・尿失禁)

水頭症は、脳脊髄液が過剰に貯留し、主に脳室が拡大する病態ですが、脳脊髄液が高くなく原因が特定できない水頭症を特発性正常圧水頭症と言います。
歩行障害・認知症・尿失禁といった症状が進行する病気です。老化による症状と鑑別しづらいため診断が度々困難でありますが、特発性正常圧水頭症は的確に診断できれば髄液の流れを良くする髄液シャント術によって症状の改善を得ることができます。

特発性正常圧水頭症では歩行障害が重要な症状で、最初に出る症状であることが多く、認知症が現れる他の病気と区別するポイントにもなります。画像診断にて脳室の拡大が認められると、この後は髄液循環障害の有無を検査します。腰椎の間から過剰にたまっている脳脊髄液を少量排除して症状の改善具合を観察する髄液排除試験が簡便な検査方法といわれています。この検査前の症状の程度と比べて、検査後の症状が一時的に改善すれば、手術が有効であることが期待できます。
髄液シャント術によって、歩行障害・軽度の認知症症状・排尿機能障害は術後数日で改善する場合もあれば、数週間、数ヶ月で改善することもあります。残念ながら改善の程度やどの症状が改善するかにおいても治療前に明らかに予測することはできません。髄液シャント術による合併症は、手術創の感染や髄膜炎といった感染、シャントシステムの閉塞(詰まること)、硬膜下血腫などです。

症状のタイプ 状態
歩行障害 小刻みに歩く、すり足で足が上がらない
足が外側に開き気味に歩く
不安定で点灯することがある
認知症 もの忘れ
一日中ぼんやりする、趣味などをしなくなった
呼びかけに対して反応が遅くなった
尿失禁 尿を我慢できずに漏らしてしまう
その他 声が小さくなる、表情が乏しくなる

機能的脳神経外科疾患

足元がふらつく、認知症が強くなった、尿失禁してしまうなどでお悩みの方は特発性正常圧水頭症かもしれませんので、ご相談ください。

脊椎脊髄疾患

手足がしびれる、指がうまく動かない、歩行が困難となる、首、背中、腰、足が痛くなる病気は脳の病気だけではありません。脊椎脊髄の病気(背骨の病気)が原因疾患であることがあります。
順天堂大学浦安病院脳神経外科では脳疾患のみならず、頸椎から腰椎まで「背骨の病気」にも積極的な治療を行っています。頸椎症(変形性頸椎症)、頸椎椎間板ヘルニア、頸椎後縦靭帯骨化症、腰部脊柱管狭窄症は高齢者に多い病気です。適切な外科治療法を選択することにより良好な成績をあげています。脊髄腫瘍、脊髄空洞症、キアリ奇形の治療も顕微鏡手術を用い最新の治療を行っています。


術前MRI


頸椎前方除圧固定術


術後MRI

 

頭部外傷

交通外傷、転落、転倒による頭部外傷を扱っています。緊急手術が必要な場合、多発外傷はすみやかに対処しています。重症頭部外傷、多発外傷は救急診療科その他の科と連携して診療しています。

外傷時の注意点 
頭をぶつけるとよく“こぶ”ができます。“こぶ”は、頭皮下の腫瘤ですが、 “こぶ”自体はすぐに処置する必要はありませんが、段々と大きくなり、痛みを訴えるようならば、冷やすと楽になります。 頭皮の傷は、水道水できれいに洗い、出血部位をきれいなガーゼで被い、圧迫止血します。頭皮の傷は小さくとも出血が多いので、病院で傷の処置をしてもらいましょう。出血量が多く、圧迫止血が困難な時は、早く病院に連れて行きましょう。
受傷後しばらく安静にして何も症状がなければ自宅で経過観察が可能と思われますが、何か症状がある場合は病院に連れて行きましょう。頭痛を訴え、何回も吐く場合は、頭の検査をするほうがよいでしょう。子供は大人より吐きやすいとはいえ、嘔吐を繰り返す時は危険信号と思いましょう。一見何でも無いよう見えても、ボーとしている、反応がにぶい、同じことを繰り返し言う、記憶が定かでない、受傷時だけでなく、受傷前後の記憶がない場合は、頭蓋内に何か起きている可能性があります。受傷後2-3時間してから意識が悪くなることもありますので、頭部外傷後は目を離さずよく観察することが大事です。外傷を起こしてからすぐに意識が悪くまたはけいれん発作を起こしている場合は、よほど強い脳損傷を受けていると考えられ、外傷性くも膜下出血、脳挫傷、急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、びまん性脳損傷などを起こしている可能性がありますので、救急搬送し、迅速に専門医の観察下におくべきです。

頭部外傷の後遺症 
頭部外傷後、大丈夫そうに見えても、日常生活や社会生活に影響を及ぼしていることがあります。高次脳機能障害と言って、記憶、注意、集中などに問題が起きていることがあります。また、外傷後てんかんになることもありますので、頭部外傷後の状態をよく観察し、問題があるようならば、受診しましょう。

慢性硬膜下血腫について 
頭部外傷後慢性期(通常1~2ヶ月後)に頭蓋骨の下にある硬膜と脳との隙間に血(血腫)が貯まり、脳を圧迫することによって、頭痛、片麻痺(歩行障害)、精神症状(認知症)などで発症します。通常、高齢で男性に多く見られます。右か左かの一側性のことが多いのですが、時には両側性(約10%)に見られます。発症に影響する因子として1)大酒家、2)脳に萎縮がある(頭蓋骨と脳の間に隙間が多い)、3)出血傾向がある場合や脳梗塞の予防の薬(抗凝固剤)を飲んでいる場合、4)水頭症に対する短絡術などの術後、5)透析、6)癌が硬膜に転移している場合などがあげられます。診断するにはCTスキャンあるいはMRIが有効です。

頭蓋骨の直下の硬膜と脳の間に血が貯まり、脳を圧迫しています。(Neuroinfo Japanから引用)
 血腫の大きさが小さい場合で自然に治癒する場合もありますが、基本的な治療法としては外科的治療が推奨されています。一般に穿頭による血腫排液や血腫腔内洗浄術を行うのが主流です。通常は局所麻酔下に行い得ますが、患者さまの協力が十分に得られない場合(不穏など)や呼吸障害などがある場合は全身麻酔下に行います。

術後の再発は約10%にみられ、とくに高齢者などで脳萎縮の強い例、血液凝固異常を有する例、髄液短絡術後症例などでは再発を生じ易いとされています。血腫除去、洗浄の刺激により、とくに高齢者などで全身性痙攣を生ずる場合があり、術後の血腫腔の残存空気が温められ膨張するために脳を圧迫し頭蓋内占拠性病変として症状を呈することがあり、脱気を必要とする場合があります。術後の感染として硬膜下膿瘍、髄膜炎を合併することがあります。
慢性硬膜下血腫のほとんどは、正しく診断がなされタイミングを逸することなく治療が行われれば症状改善の可能性が高い予後のよい疾患です。

ドレーンを血腫腔に入れ、排液します。(脳神経疾患ビジュアルブック引用)

診療実績

外来入院統計 (2016年度)

手術件数 (2016年度)

外来診療

受付時間等に関しましては外来担当医表をご覧ください。

入院診療

  • 予定入院の方は一般病棟(多床室または個室)に、重症の緊急入院の方は救命救急センターに入院していただきます。予定入院患者さんの大手術後は集中治療室にて術後管理を行い、病状が落ち着いた時点で一般病棟に移ります。
  • 予定手術は月、水、金に行っています。 外来受診時に手術日を決め、1~3日前に入院していただきます。手術の必要性、手術の詳細、リスク、術後リハビリなどについて詳しい説明を行います。患者さん本人だけでなくなるべく多くの家族の方に医師の説明を聞いていただき、疑問点は遠慮なく質問して下さい。緊急手術は適宜必要に応じ行います。
  • 千葉県在住の方が急性期脳卒中で入院され、千葉県共用脳卒中地域連携パスの適応がある場合は、回復期リハビリテーションを目的に地域連携パスを活用してリハビリテーション病院への転院を促進しています。

臨床研修プログラム

脳神経外科後期臨床研修カリキュラム

概要
目的 "良き臨床医"を育成することを目標に、脳神経外科全般を診療できる力を修得しながら、個人が各々のサブスペシャリテイーを目指す教育体制を敷いているのが特徴です。出身大学、年齢、男女による差別は、全くありません。問われるのは、脳神経外科への情熱です。
目標 脳神経外科専門医の取得を目指します。大学院に入学した者は医学博士の取得も可能です。神経科学の研究、海外留学の道もあります。
特徴 順天堂大学医学部脳神経外科学教室は、取り扱う症例数や種類・関連病院数において国内でも有数の規模を誇る脳神経外科学教室であり、毎年、全国から研修医を受け入れています。順天堂大学医学部附属浦安病院は、地域の中核病院であると同時に順天堂大学医学部の附属病院であることから、多くの症例を経験できるだけではなく高度な医療に関する研修も可能であるため、順天堂大学医学部脳神経外科学教室における後期臨床研修の重要な研修病院に位置付けられています。卒後7年目に専門医試験を受験することになりますが、その頃には救急医療から基本的な手術手技、周術期管理など、脳神経外科医にとって必要な基本的な知識や技能が自然と身につきます。国際学会での活動や医学英語に興味のある医師には、英語によるコミュニケーション術を指導します。
専門医資格

脳神経外科専門医は、日本脳神経外科学会が認定する脳神経外科訓練施設において、2年間の初期臨床研修を含む通算6年間の研修修了後に受験資格が得られます。脳神経外科専門医取得後はさらに、脳神経外科のサブスペシアルティーである脳血管日本脳神経血管内治療学会、日本脊髄外科学会、日本脳卒中学会などの各分野における専門医を目指し研修を行うという選択肢もあります。各人の能力に応じ海外留学の道もあります。

研修方法
研修カリキュラム

順天堂大学医学部脳神経外科学教室の脳神経外科研修カリキュラムでは、2年間の初期臨床研修修了後の4年間を脳神経外科専門医取得のための後期研修期間と位置づけています。順天堂医院、静岡病院、東京江東高齢者医療センター、練馬病院、その他の関連病院にて行います。大学院への入学を希望する場合は、医学博士(甲種)の学位取得を目指します。当院2号館に新設された性差・環境医学研究所で研究を行い、学位論文を作成することも可能です。当院では脳神経外科の広い範囲にわたる多数の症例を経験することができます。専門医の取得を目指した研修に適した環境を整えるように努力しています。研修で得た結果は学会、研究会、勉強会で発表し、論文作成の指導を行います。

指導体制

教授、脳神経外科専門医の指導のもと、手術、外来診療、入院診療、当直業務、学会発表、論文作成を行います。卒後7年目に専門医試験を受験することになりますが、その頃には救急医療から基本的な手術手技、周術期管理など、脳神経外科医にとって必要な基本的な知識や技能が自然と身につきます。

学会参加、発表

日本脳神経外科学会、日本脳神経外科コングレス、日本脳卒中学会、日本小児脳神経外科学会、日本脳神経外科救急学会、日本脊髄外科学会などの全国規模の学会、そして関東脳神経外科懇話会、東葛地区脳神経外科研究会、東部フォーラム、千葉脳血管障害セミナーなどの地域の学会・勉強会に参加、発表します。

回診・カンファレンス等のスケジュール
手術日 月曜、水曜、金曜
毎日 午前8時30分 モーニングカンファレンス
午前9時 病棟回診
午前9時 外来・手術・病棟業務
午後 外来・検査・手術・病棟業務
水曜日 午後 術前症例カンファレンス
随時 手術カンファレンス、病理カンファレンス
お問い合わせ先

順天堂大学浦安病院 脳神経外科:安本幸正

 

047-353-3111(代表)
E-mail:ju-nouge@juntendo-urayasu.jp

スタッフ紹介

科長補佐
石井 尚登
(先任准教授)

経歴 平成元年 順天堂大学医学部卒業
専門 脳外科一般、機能脳神経外科、間脳下垂体外科
資格 脳神経外科専門医・指導医

 

常勤医師

職位 氏名 出身大学・専門分野・その他  
教授 安本 幸正 順天堂大学卒(昭和55年)
【専門分野】
脳外科一般、脳腫瘍、脳動脈瘤手術
【専門医・認定医】
脳神経外科専門医・指導医
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特任教授 伊藤 昌徳 順天堂大学卒(昭和47年)
【専門医・認定医】
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本脊髄外科学会専門医
准教授 鈴木 隆元 順天堂大学卒(平成3年)
【専門分野】
脳外科一般、脳腫瘍、脳血管障害、頭部外傷、神経内視鏡手術、低脳温療法、ロボット支援手術
【専門医・認定医】
脳神経外科専門医・指導医、神経内視鏡技術認定医、日本脳卒中学会専門医
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准教授 堤 佐斗志 秋田大学卒(平成8年)
【専門分野】
脳外科一般、眼窩MRI、MRI撮像法の検討、海綿状血管腫遺伝子検索、微小外科解剖、脳腫瘍遺伝子検索
【専門医・認定医】
脳神経外科専門医・指導医
堤 佐斗志
助教 大倉 英浩 順天堂大学卒(平成12年)
【専門医・認定医】
脳神経外科専門医
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助教 野中 宣秀 順天堂大学卒(平成15年)
【専門医・認定医】
脳神経外科専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本脳卒中学会専門医
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助手 堀越 恒 順天堂大学卒 (平成27年) 堀越恒.jpg

学会活動/認定施設など

英文原著(平成27年度)

  1. Tsutsumi S, Kudo K, Nonaka S, Suzuki T, Ito M, Yasumoto Y: Cavernous angioma suspected as cause of recurrent painful ophthalmoplesia. Neurosurg Emerg 20: 103-106, 2015
  2. Tsutsumi S, Ogino I, Miyajima M, Ito M, Arai H, Yasumoto Y: Cerebrospinal fluid drainage through the diploic and spinal epidural veins. J Anat 227: 297-301, 2015
  3. Tsutsumi S, Kitamura T, Kudo K, Nonaka S, Suzuki T, Ikeda A, Yamashita C, Shimura H, Urabe T, Yasumoto Y: Progressive neuro-Behçet disease followed by massive intracerebral hemorrhage. Neurosurg Emerg 20: 100-102, 2015
  4. Yokoi H, Tsutsumi S, Kohno N: Schwannoma of the nasal septum presenting as a multicentric neuronal tumour. B-ENT 11: 141-145, 2015

和文原著(平成27年度)

  1. 堤 佐斗志、荻野 郁子、宮嶋 雅一、新井 一、伊藤 昌徳、安本 幸正:脳脊髄液の機能. 脊椎脊髄ジャーナル 28: 719-724, 2015

学会発表(平成27年度)

  1. 新井 晶、工藤 健太郎、野中 宣秀、堤 佐斗志、鈴木 隆元、安本 幸正:広範な髄液播種病変で発症した神経膠芽腫の1例 第126回日本脳神経外科学会関東支部会 4月18日(川崎)
  2. 野中 宣秀、山本 宗孝、大石 英則、新井 一:頸動脈狭窄症に対する頸動脈ステント留置術 (CAS) の実際~血管内治療firstの施設より~ 第24回日本脳ドック学会総会 6月6日(横浜)
  3. 堤 佐斗志、関口 和哉、新井 晶、野中 宣秀、鈴木 隆元、石井 尚登、伊藤 昌徳、安本 幸正:手術に難渋した悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST)の1例 第26回東部脳神経外科フォーラム 6月27日(東京)
  4. 石井 尚登:眼に症状が現れる脳の病気―下垂体腫瘍 第78回市民公開講座 7月4日(浦安)
  5. 関口 和哉、新井 晶、野中 宣秀、堤 佐斗志、鈴木 隆元、石井 尚登、安本 幸正:Nail-gunによる経眼窩的穿通頭部外傷の1例 第127回日本脳神経外科学会関東支部会 9月12日(東京)
  6. 関口 和哉、中嶋 伸太郎、野中 宣秀、堤 佐斗志、鈴木 隆元、石井 尚登、安本 幸正:「脳膿瘍の1手術例」 第12回東葛脳神経外科手術手技研究会 9月18日(市川)
  7. 野中 宣秀、堤 佐斗志、鈴木 隆元、石井 尚登、伊藤 昌徳、安本 幸正、山本 宗孝、大石 英則、新井 一:重複中大脳動脈瘤に対する脳血管内手術の1例 第74回日本脳神経外科学会総会 10月16日(札幌)
  8. 堤 佐斗志、荻野 郁子、宮嶋 雅一、小野 英雄、新井 一、伊藤 昌徳、安本 幸正:脳脊髄液の機能:現在の知見 第74回日本脳神経外科学会総会 10月16日(札幌)
  9. 堤 佐斗志、上田 哲也、中嶋 伸太郎、野中 宣秀、鈴木 隆元、石井 尚登、安本 幸正:穿通性頭部外傷の1例:どうする? 第27回東部脳神経外科フォーラム 11月7日(東京)
  10. 野中 宣秀、渡邉 雅男、卜部 貴夫、安本 幸正、山本 宗孝、大石 英則:当院でのCASの治療成績 ~Proximal Balloon Occlusion+Filter typeのプロテクションデバイスは有効か?~ 第31回日本脳神経血管内治療学会学術総会 11月19日(岡山)
  11. 堤 佐斗志、荻野 郁子、宮嶋 雅一、伊藤 昌徳、安本 幸正、新井 一:脳脊髄液中Biomarkersの動態から考える慢性硬膜下血腫の発生機序 第8回日本水頭症脳脊髄液学会 11月22日(東京)
  12. 堤 佐斗志、上田 哲也、中嶋 伸太郎、野中 宣秀、鈴木 隆元、石井 尚登、安本 幸正:頭蓋骨が消える? 第84回千葉北総神経放射線研究会 11 月26日(千葉)
  13. 上田 哲也、中嶋 伸太郎、野中 宣秀、堤 佐斗志、鈴木 隆元、石井 尚登、安本 幸正:石灰化病変として生じたトルコ鞍部骨軟骨腫の1例 第129回日本脳神経外科学会関東支部会 12月5日(東京)
  14. 中嶋 伸太郎、上田 哲也、野中 宣秀、堤 佐斗志、鈴木 隆元、石井 尚登、安本 幸正:Nail-gunによる経眼窩的頭部外傷の1例 第21回日本脳神経外科救急学会 1月30日(東京)   
  15. 野中 宣秀:頭蓋内出血性疾患と抗凝固・抗血小板療法~脳内出血・慢性硬膜下血腫を中心に~ 第4回東葛地区脳卒中予防研究会 2月2日(浦安)   
  16. 中嶋 伸太郎、上田 哲也、野中 宣秀、堤 佐斗志、鈴木 隆元、石井 尚登、安本 幸正:硬膜からの出血処理に難渋した一例 第13回東葛脳神経外科手術手技研究会 2月12日(柏)   
  17. 石井 尚登、丹下 祐一、後藤 広昌、新井 一:先端巨大症に対する薬物療法の減量・中止の判断基準についての検討 第26回日本間脳下垂体腫瘍学会 2月20日(福島)   
  18. 中嶋 伸太郎、上田 哲也、野中 宣秀、堤 佐斗志、鈴木 隆元、石井 尚登、安本 幸正:Langerhans組織球症と考えられた進行性頭蓋骨欠損症の1症例 第19回脳神経外科疾患の臨床と病理のJoint Conference研究会 3月12日(東京)
  19. 石井 尚登、鈴木 隆元、近藤 聡英、安本 幸正、新井 一:ウェアラブルカメラを使用した手術記録の有用性 第25回脳神経外科手術と機器学会 (CNTT) 3月25日(新潟)

特別講演(平成27年度)

  1. 石井 尚登:鞍内・鞍上部腫瘍の治療―内視鏡下経鼻手術を中心にー 第66回千葉脳神経外科研究会 7月3日(千葉)
  2. 堤 佐斗志:脳血管障害の診断・治療に役立つMRIを用いたInfundibular Recessの描出 第84回千葉北総神経放射線研究会 11 月26日(千葉)

患者さまとご家族のみなさまへ

順天堂大学浦安病院脳神経外科では、脳と脊椎脊髄の病気を診療しております。脳腫瘍、脳血管障害、頭部外傷、水頭症、小児脳神経外科疾患、機能的脳神経外科疾患など多岐にわたっています。

初めて受診される方(初診)は、できるだけ診療情報提供書をお持ちになって受診してください。さらにCTまたはMRIの画像をお持ちですと診療がスムースです。急を要する場合は、直接来院していただいて結構です。月~金は午前午後、土曜日(第二土曜日は休診)は午前のみの診療です。再診は予約制で拝見いたします。検査・治療等の終了時には、紹介元またはご希望の医療機関に診療情報提供書とともに紹介申し上げます。夜間、時間外、休日は救急救命センターを受診してください。緊急手術や急変時対応等以外は24時間体制で診療できるように努めています。

予定手術は月、水、金に行っています。 外来受診時に手術日を決め、1~3日前に入院していただきます。手術の必要性、手術の詳細、リスク、術後リハビリ、その他の治療などについて詳しい説明を行います。

紹介してくださる先生方へ

患者さまをご紹介いただく際には、地域医療連携室にご連絡いただけると受診がスムースになります。可能であれば画像情報の提供もお願い申し上げます。担当医については外来担当医表をご覧ください。なお、不明な点があれば脳神経外科外来受付までお電話下さい。

夜間、休日は当直医が診察にあたります。先生方から紹介していただいた患者さまに対して診察、検査を行ったうえで検査結果、診断、入院・手術の必要性等に関して先生方にご報告申し上げます。

検査・治療の終了後に先生方にかかりつけ医になっていただき、私どもと共同で患者さまをフォローアップしたいと思っております。

入局・研修を希望される先生方へ

順天堂大学医学部附属浦安病院は、地域の中核病院であると同時に順天堂大学医学部の附属病院であることから、多くの症例を経験できるだけではなく高度な医療に関する研修も可能であります。そのため、当院は順天堂大学医学部脳神経外科学教室における後期臨床研修の重要な研修病院に位置付けられ、将来脳神経外科専門医を目指す研修医諸君にとって、脳神経外科研修施設として適切な病院となるように努めています。
良き臨床医を育成することを目標に、脳神経外科全般を診療できる力を修得しながら、個々人が各々のサブスペシャリテイーを目指す教育体制を敷いています。出身大学、年齢、男女による差別は、全くありません。問われるのは、脳神経外科への情熱です。

お問い合わせ先

順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院 047-353-3111(代表)
順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院 脳神経外科
E-mail:ju-nouge@juntendo-urayasu.jp