• 交通アクセス
  • 文字サイズ標準

診療科・部門のご紹介

MEDICALCARE

お知らせ

ただ今お知らせはありません。

科のご紹介

脳神経内科では、全ての神経疾患の診療に積極的に取り組んでおります。脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血発作、脳出血)をはじめとした神経救急疾患、パーキンソン病や認知症などの神経変性疾患、神経感染症、神経免疫疾患、および頭痛、てんかんといったcommon diseaseの診療を行います。

特に脳卒中は死亡率こそ第4位ではあるものの、日本人の寝たきりの第1位であり、医療経済の負担を軽減させるためにも克服しなければならない重要な疾病であることは間違いありません。このような社会的背景から、脳神経内科診療の役割は、脳卒中を適切に予防、診断、治療することと認識しております。質の高い神経疾患診療には、チーム医療が重要であり、関連各診療科との連携のもと、脳梗塞超急性期に対する血栓溶解療法(rt-PA 静注療法)を積極的に行っております。

脳梗塞は生活習慣病に基づく動脈硬化や非弁膜症性心房細動を基盤に発症いたします。これらの発症基盤の評価に神経超音波検査が有用であり、頸動脈エコーをルーチンに行っております。さらに原因不明の脳梗塞や若年性脳梗塞の原因検索に経食道心エコー検査を積極的に実施しております。

図1

また、パーキンソン病、認知症などの難治性の疾患に関しては、最新の医療情報を提供し、社会資源の活用や地域医療機関との病診連携を通じて患者や家族の支援にあたっています。国や地方公共団体・保健所の難病ネットワークや検診・在宅診療にも積極的に参加しております。脳神経筋疾患全般にわたって標準的な診療を心がけており、順天堂医院(本郷)脳神経内科との連携も密に診療を行っております。

医学教育にも積極的に取り組んでおります。神経学会教育認定施設ならびに日本脳卒中学会研修教育認定施設に認定されており、卒後研修の受け入れを広く行っております。医学部学生の臨床実習および初期臨床研修医教育にも力を入れており、屋根瓦方式のチーム診療を行いながら多くの脳神経筋疾患を経験することができます。今後も、外来診療における病診連携を推進し、順天堂大学が地域の中核病院としての役割を遂行するためにも、大学病院としての最新の医療を迅速かつ安全に提供できるような診療を実践してゆく所存です。

取り扱う主な疾患/診療実績

【外来】
29年度年間外来総患者数33.045人、初診患者数2,793人、再診患者数30,252人。平均外来患者数2,754人/月と初診患者数は昨年度より増加しております。

【入院】
定床41床で、常時40~50人の兼科を含む入院患者を診療しています。病棟の診療体制は2グループ制で、平均20~25人の患者を受け持っています。29年度年間入院実患者数1,092人、新入院患者数565人。入院患者の疾患別の割合は、脳血管障害(脳梗塞、一過性脳虚血発作、脳出血)が約30%を占めており、その次にはパーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症といった変性疾患が多く入院してきます。当院では救急診療科が3次救急を取り扱っているため、てんかん発作・てんかん重積や重度意識障害の初診入院も多く、地域との連携による神経救急疾患としてギランバレー症候群、脳炎・髄膜炎、神経免疫疾患の重症例も数多く紹介されます。

外来患者数
(人)

平成27年

平成28年

平成29年

31,094

33,359

33,045

入院患者数
(人)

平成27

平成28

平成29

692

658

698

疾患別内訳

脳血管障害

305

変性疾患

167

免疫疾患

65

感染症

21

機能性疾患

68

末梢神経疾患

12

筋疾患

6

その他

54

698

外来診療

・毎日初診外来,再診外来(要予約)、救急外来(救急担当オンコール)を行っています。初診者はかかりつけ医と相談の上紹介状をご持参ください。当科にて診断並びに治療方針が決定し,安定した段階で紹介元の医療機関への逆紹介を積極的に推進しています。
・緊急性を要する方の場合には、1年を通して24時間対応を行っています。
・時間外、夜間、休日の際には、当院救急外来までご連絡下さい。

特有の設備

当院には、CT・MRI (MRA)・RI(脳血流シンチ・脳槽シンチなど)・リニアッ ク・脳波などの設備が整っております。脳梗塞が疑われる場合、頚動脈閉塞症が疑われる場合には頚動脈エコーを行っています。また、筋電計(磁気刺激を含む)も備え、末梢神経障害、各種筋疾患に対する精査を行っております。
頭部MRI、CTでは、脳神経系の形態をチェックし、認知症の原因となる脳の萎縮、早期の脳梗塞やクモ膜下出血の原因となる動脈瘤の精査等を行います。脳血流シンチでは脳の血流量を測定することにより、各種神経疾患の診断を行います。脳波ではてんかんの有無、意識消失発作の原因精査等を行います。顔面痙攣などにボツリヌストキシン治療も行なっています。

入院された場合にはリハビリテーションも施行しております。現在のところ外来での通院リハビリテーションは行っていません。

入院診療

神経内科疾患全般にわたり入院診療をおこなっております。
特に脳卒中、神経変性疾患診療には力をいれております。

救急診療科と脳神経外科の協力体制のもと、「脳卒中専用ホットライン」を創設しました。脳卒中ホットラインを軸にした脳血管障害超急性期治療体制を確立し、血栓溶解療法(rtPA静注療法)は24時間・365日実施可能です。また、頚動脈超音波検査や経頭蓋ドップラー検査といった神経超音波検査を神経内科スタッフ自身で施行しております。

脳卒中は心臓とも密接に関係しており、経食道心臓超音波検査も神経内科スタッフ自身で行っております。脳血管造影検査も積極的に施行しております。更に、脳神経外科と協力のもと頸動脈ステント留置術などの血管内治療も積極的に行っております。
脳神経外科、リハビリテーション科とは定期的に検討会を開催しており、関連科との密な連携を図っております。
脳神経内科では、神経内科医自らで各種最新鋭の機器を駆使して脳卒中の診断精度の向上に努め、最新のエビデンスに基づく治療を患者さまに提供できるよう日々努力しております。

当院は「千葉県共用脳卒中地域連携パス」の運用に参加しております。回復期のリハビリテーションが必要な患者さまは、地域連携パスを活用して関連リハビリテーション病院への切れ目のない継続治療を提供しております。
パーキンソン病を含む関連疾患においてもエビデンスの高い最先端の治療法を提供します。2016年より日本でも始められたレボドパ/カルビドパ配合経腸用液療法もおこなっております。
リハビリを行いながら最適な薬物治療量を決定する‘ブラッシュアップ入院’なども行なっています。

脳卒中関連の疾患

「脳卒中」とは、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、脳血管が切れて脳内に出血をする「脳内出血」、脳動脈の瘤などが破裂して生じる「クモ膜下出血」があります。脳神経内科では脳梗塞を診療しています。脳梗塞は脳血管内に血液の塊が詰まり、脳組織に血液を供給できなくなり発症する病気です。詰まった部位により様々な症状が出現します。例えば、ろれつが回らない、うまく話せない、一足の手足が動かない、手足の感覚が分からなくなる等です。突然に発症し、基本的には内科的な対応となる疾患です。発症4.5時間以内に各種条件を満たした場合に使用できるtPAという薬剤もあり、症状が出現した場合にはできる限り早く対応することが必須で、当院では常時施行可能な体制を整えております。

脳梗塞を起こす原因には様々なものがあり、その原因を調べるために頚動脈超音波検査や経頭蓋ドップラー検査といった神経超音波検査を神経内科スタッフ自身で施行しております。

また、脳梗塞は心臓とも密接に関係しており、不整脈のチェックなども併せて施行しており、経食道心臓超音波検査も神経内科スタッフ自身で行っております。脳血管造影検査も積極的に施行しております。また、頸動脈狭窄のある患者さまに対しては脳神経外科との協力のもと、頸動脈ステント留置術などの血管内治療も積極的に行っております。当院リハビリテーション科とも連携を行い、入院患者さまに対して急性期のリハビリも関連病院と連携を取り積極的に行っています。

血栓溶解療法(r-PA 及びrt-PA+機械的血栓回収術  施行件数

スタッフ紹介

科長
卜部 貴夫
(教授)

経歴 昭和61年 順天堂大学医学部卒業
専門 脳卒中(脳梗塞、脳出血)、一過性脳虚血発作、動脈硬化性脳血管疾患、脳卒中の急性期治療と再発予防、神経内科全般、神経科学
資格 日本神経学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医、日本脳卒中学会専門医、日本医師会認定産業医
所属学会 日本神経学会(代議員)、日本内科学会会員、日本脳卒中学会(幹事)、日本脳循環代謝学会(評議員)、日本神経超音波学会(評議員・編集委員)、日本栓子検出と治療学会(評議員)、日本リハビリテーション学会会員、日本神経治療学会会員、日本頭痛学会会員、日本再生医療学会会員、米国心臓病協会(AHA)/米国脳卒中協会(ASA)会員、国際脳循環代謝学会会員、世界脳卒中協会会員
職位 氏名 出身大学・専門分野・その他  
先任
准教授
志村 秀樹 順天堂大学(平成6年卒)
日本神経学会専門医・指導医、日本内科学会認定医、日本認知症学会専門医・指導医
H12-15米国 Harvard Medical School Brigham & Womens Hospital留学
【専門】パーキンソン病、アルツハイマー病、神経内科全般
>志村 秀樹(准教授)
准教授 小林 智則 大阪大学(昭和59年卒)
日本内科学会認定内科医、日本神経学会専門医・指導医、日本頭痛学会専門医、日本脳卒中学会専門医
【専門】パーキンソン病、アルツハイマー病、頭痛、神経内科全般
准教授 渡邉 雅男 山形大学(平成12年卒)
日本内科学会総合内科専門医、日本神経学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本脳神経超音波学会認定脳神経超音波検査士
【専門】脳卒中、急性期虚血性脳卒中の血行再建術、神経超音波
助手 森 聡生

順天堂大学(平成19年卒)

日本内科学会認定内科医、日本神経学会専門医

【専門】パーキンソン病、神経内科全般 

助教 平 健一郎

順天堂大学(平成20年卒)

日本内科学会認定内科医、日本神経学会専門医、日本脳卒中学会専門医

【専門】脳卒中、神経内科全般 

平 健一郎.JPG
助手 正島 由理 順天堂大学(平成26年卒)
助手 服部 安莉 川崎医科大学(平成27年卒)

会活動/認定施設など

脳神経内科では、当院に所属する環境医学研究所と協力の上、基礎研究も盛んに進めています。また臨床研究も行っています。厳しいけれども楽しき研究の世界をともに歩んでいただける若いパワーを求めています。

 2018年度実績

原著

  1.  Hira K, Ueno Y, Tanaka R, Miyamoto N, Yamashiro K, Inaba T, Urabe T, Okano H, Hattori N. Astrocyte-Derived Exosomes Treated With a Semaphorin 3A Inhibitor. Enhance Stroke Recovery via Prostaglandin D(2) Synthase. Stroke. 2018 Oct;49(10):2483-2494.
  2.  Yamashiro K, Kurita N, Tanaka R, Ueno Y, Miyamoto N, Hira K, Nakajima S, Urabe T, Hattori N. Adequate Adherence to Direct Oral Anticoagulant is Associated with Reduced Ischemic Stroke Severity in Patients with Atrial Fibrillation. J Stroke Cerebrovasc Dis. 2018 Oct 11.
  3.  Sehara Y, Inaba T, Urabe T, Kurosaki F, Urabe M, Kaneko N, Shimazaki K, Kawai K, Mizukami H. Survivin overexpression via adeno-associated virus vector Rh10 ameliorates ischemic damage after middle cerebral artery occlusion in rats. Eur J Neurosci. 2018 Sep 25.
  4.  Shimada Y, Shimura H, Tanaka R, Yamashiro K, Koike M, Uchiyama Y, Urabe T, Hattori N. Phosphorylated recombinant HSP27 protects the brain and attenuates blood-brain barrier disruption following stroke in mice receiving intravenous tissue-plasminogen activator. PLoS One. 2018 May 24;13(5):e0198039.
  5.  Taguchi I, Iimuro S, Iwata H, Takashima H, Abe M, Amiya E, Ogawa T, Ozaki Y, Sakuma I, Nakagawa Y, Hibi K, Hiro T, Fukumoto Y, Hokimoto S, Miyauchi K,Yamazaki T, Ito H, Otsuji Y, Kimura K, Takahashi J, Hirayama A, Yokoi H, Kitagawa K, Urabe T, Okada Y, Terayama Y, Toyoda K, Nagao T, Matsumoto M, Ohashi Y, Kaneko T, Fujita R, Ohtsu H, Ogawa H, Daida H, Shimokawa H, Saito Y, Kimura T, Inoue T, Matsuzaki M, Nagai R. High-Dose Versus Low-Dose Pitavastatin in Japanese Patients With Stable Coronary Artery Disease (REAL-CAD): A Randomized Superiority Trial.Circulation. 2018 May 8;137(19):1997-2009.
  6.  Miyazaki S, Miyauchi K, Hayashi H, Tanaka R, Nojiri S, Miyazaki T, Sumiyoshi M, Suwa S, Nakazato Y, Urabe T, Hattori N, Daida H. Registry of Japanese patients with atrial fibrillation focused on anticoagulant therapy in the new era: The RAFFINE registry study design and baseline characteristics. J Cardiol. 2018 Jun;71(6):590-596. 29502944.症例報告

著書

  1. 卜部貴夫:全脳虚血.脳卒中病態学のススメ.下畑享良編,南山堂,東京,120-127, 2018

総説

  1. 卜部貴夫:血管性認知症における生活習慣病の関与と予防.Dementia Japan 32: 66-71, 2018.

学会発表

  1. 加茂 晃,渡邉雅男,松島隆史,小林智則,志村秀樹,卜部貴夫:首下がりと認知機能低下で発症し、自然軽快した壊死性ミオパチーの66歳男性例.第224回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,平成30年3月3日.
  2. 宮元伸和,田中亮太,上野祐司,渡邉雅男,栗田尚英,平 健一郎,島田佳明,黒木卓馬,山城一雄,卜部貴夫,服部信孝:脳梗塞初期増悪因子評価としてのWORSENスコアの有用性の検討.第43回日本脳卒中学会学術集会,福岡,平成30年3月15日.
  3. 瀬原吉英,稲葉俊東,卜部匡司,内堀亮介,島崎久仁子,卜部貴夫,水上浩明:ラット一過性中大脳動脈閉塞モデルにおけるsurvivinの神経保護効果.第43回日本脳卒中学会学術集会,福岡,平成20年3月15日.
  4. 卜部貴夫,國枝武治:座長 学会賞候補ポスター.第43回日本脳卒中学会学術集会,福岡,平成30年3月15日.
  5. 青木淳哉,木村和美,阿部康二,宇野昌明,岡田 靖,卜部貴夫,藤本 茂,松岡秀樹,山形 専,山上 宏,山本康正,米原敏郎:学会賞候補口演 非心原性脳梗塞急性期における抗血小板併用療法の有用性と安全性に関する多施設共同ランダム化比較研究.第43回日本脳卒中学会学術集会,福岡,平成30年3月15日.
  6. 古口徳雄,近藤国嗣,卜部貴夫,菅 貞郎,小林士郎:地域包括ケア―を踏まえた脳卒中地域連携には何が必要か?第43回日本脳卒中学会学術集会,福岡,平成30年3月15日.
  7. 徳川城治,田中亮太、齋藤力三,堤 佐斗志,上野英明,山本宗孝,菱井誠人,山本拓史,丸木 親,卜部貴夫,服部信孝,新井 一:DOAC時代の非外傷性脳出血の登録研究.第43回日本脳卒中学会学術集会,福岡,平成30年3月16日.
  8. 卜部貴夫:教育講演14 ラクナ梗塞.第43回日本脳卒中学会学術集会,福岡,平成30年3月16日.
  9. 平 健一郎,田中亮太,宮元伸和,山城一雄,卜部貴夫,服部信孝:Semaphorin 3Aを介した脳虚血後軸索再生の病態機構に関する検討.第43回日本脳卒中学会学術集会,福岡,平成30年3月16日.
  10. 渡邉雅男,島田佳明,志村秀樹,稲毛直子,渡邉一枝,宮口 恵,塩路直子,卜部貴夫:脳卒中ケアユニット導入で転帰は改善できるか?第43回日本脳卒中学会学術集会,福岡,平成30年3月17日.
  11. 田中亮太,宮崎彩記子,林 英守,田淵晴名,野尻宗子,卜部貴夫,服部信孝,宮内克己,代田浩之:Registry of Japanese patients with Atrial Fibrillation Focused on anticoagulation In New Era (RAFFINE).第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月23日.
  12. 栗田尚英,山城一雄,黒木卓馬,田中亮太,上野祐司,卜部貴夫,野本康二,松本 敏,高橋琢也,辻 浩和,朝原 崇,山城雄一郎,服部信孝:Gut dysbiosis causes lipopolysaccharide-mediate inflammation in cerebral ischemia in diabetic mice.第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月23日.
  13. 池田 彩,吉野浩代,大山彦光,吉田亘佑,木村 隆,木谷光博,沼尾文香,鈴木圭輔,卜部貴夫,中山宜昭,伊東秀文,菅野直人,河野 智,宮嶋裕明,木村活生,上田直人,田中章景,船山 学,西岡健弥,服部信孝:A novel mutation of LRRK2 p. V1447M in familial Parkinson’s disease.第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月23日.第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月23日.
  14. 平健一郎,上野祐司,田中亮太,宮元伸和,山城一雄,卜部貴夫,岡野栄之,服部信孝:Inhibition of Semaphorin 3A enhances axonal outgrowth and improves functional recovery after stroke.第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月23日.
  15. 田中亮太,黒木卓馬,寺本紳一郎,山城一雄,宮元伸和,上野祐司,新井 一,服部信孝,卜部貴夫:脳虚血におけるインクレチン(GLP-1)の役割と脳保護作用.第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月24日.
  16. 相場彩子,志村秀樹,卜部貴夫,入沢芳久,林 明人:携帯歩行計を用いたアルツハイマー型認知症(AD)患者の歩行解析.第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月24日.
  17. 正島由理,上野祐司,田中亮太,山城一雄,宮元伸和,平健一郎,栗田尚英,中島 翔,卜部貴夫,服部信孝:The ratio of EPA/AA is associated with mortality and poor outcomes in patients with ischemic stroke.第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月24日.
  18. 志村秀樹,島田佳明,渡邉雅男,相場彩子,林 明人,服部信孝,卜部貴夫:33例のパーキンソン病患者に対する156週間ロチゴチン貼付剤投与試験での長期的効果.第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月25日.
  19. 井神健太,宮元伸和,石黒雄太,小川 崇,波多野 琢,卜部貴夫,服部信孝:急性自律神経性ニューロパチーの臨床症状と心筋MIBG取り込み率の関連性の検討.第59回日本神経学会学術大会,札幌,平成30年5月26日.
  20. 正島由里,平 健一郎,南 明宏,椎名健太,櫻井麻由,渡邉雅男,小林智則,志村秀樹,卜部貴夫:開口障害と両側大腿疼痛で発症したリウマチ性多発筋痛症の83歳男性例.第225回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,平成30年6月2日.
  21. 卜部貴夫:座長 一般演題1 症例報告1.第37回日本脳神経超音波学会総会,神戸,平成30年6月8日.
  22. 平沢智美,堂野前舞子,井関 賛,杉山瑞穂,櫻井麻由,平 健一郎,森 聡生,渡邉雅男,志村秀樹,卜部貴夫:痙攣重積で発症し、脳軟膜炎をきたしたIgG4関連疾患が疑われる67歳男性.第226回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,平成30年9月1日.
  23. 田中亮太,宮崎彩記子,林 英守,田淵晴名,野尻宗子,山城一雄,卜部貴夫,服部信孝,宮内克己,代田浩之:心房細動治療の実態把握と予後に関する患者登録研究~The RAFFINE Registry~.第21回日本栓子検出と治療学会,浦安,平成30年10月5日.
  24. 平 健一郎,上野祐司,森 聡生,宮元伸和,渡邉雅男,山城一雄,志村秀樹,卜部貴夫:潜因性脳梗塞における経食道心エコー実施に関する因子の検討.第21回日本栓子検出と治療学会,浦安,平成30年10月5日.
  25. 卜部貴夫,平野照之:座長 シンポジウム3 Polyvascular Diseaseと栓子形成メカニズム.第21回日本栓子検出と治療学会,浦安,平成30年10月5日.
  26. 山城一雄,栗田尚英,田中亮太,上野祐司,宮元伸和,平 健一郎,中島 翔,卜部貴夫,服部信孝:発症前抗凝固療法が心房細動合併虚血性脳卒中の重症度に及ぼす影響.第21回日本栓子検出と治療学会,浦安,平成30年10月6日.
  27. 上野祐司,立石洋平,土井尻遼介,栗木綾子,清水高弘,菊野宗明,島田佳明,竹川英宏,山口枝里子,古賀政利,神谷雄己,猪原匡史,辻野 彰,平田幸一,豊田一則,長谷川泰弘,服部信孝,卜部貴夫:潜因性脳梗塞において弓部大動脈粥腫はCHADS2,CHA2DS2-VAScスコアに関連する.第21回日本栓子検出と治療学会,浦安,平成30年10月6日.
  28. 中島 翔,山城一雄,上野祐司,田中亮太,宮元伸和,平 健一郎,栗田尚英,卜部貴夫,服部信孝:急性脳血管症候群における悪性腫瘍合併症例の検討.第21回日本栓子検出と治療学会,浦安,平成30年10月6日.
  29. 卜部貴夫,北川一夫:座長 シンポジウム1 脳卒中と脳循環代謝.第61回日本脳循環代謝学会学術集会,盛岡,平成30年10月19日.
  30. 中島 翔,田中亮太,山城一雄,,千葉麻子」,能登大介,志村秀樹,栗田尚英,平 健一郎,宮元伸和,上野祐司,卜部貴夫,三宅幸子,服部信孝:脳梗塞急性期におけるMAIT細胞制御と脳保護効果.第61回日本脳循環代謝学会学術集会,盛岡,平成30年10月19日.
  31. 栗田尚英,山城一雄,黒木卓馬,田中亮太,上野祐司,宮元伸和,卜部貴夫,山城雄一郎,服部信孝:腸内細菌異常による腸管透過性の亢進はLPSを介した急性期脳梗塞の組織障害進展に関与する.第61回日本脳循環代謝学会学術集会,盛岡,平成30年10月19日.
  32. 卜部貴夫:イブニングセミナー3 脳梗塞再発予防における抗凝固療法の現状と課題.第61回日本脳循環代謝学会学術集会,盛岡,平成30年10月19日.
  33. 卜部貴夫:教育講演3 虚血性脳卒中の二次予防における標準的治療.第36回日本日本神経治用学会学術集会,東京(有明),平成30年11月23日.
  34. 志村秀樹,島田佳明,平 健一郎,服部信孝,卜部貴夫:進行期パーキンソン病患者20例におけるレボドパ・カルビドパ経腸用ゲルの有効性の検討.第36回日本日本神経治用学会学術集会,東京(有明),平成30年11月23日.
  35. 正島由里,西岡健弥,渡邉雅男,卜部貴夫,服部信孝:医師ポスター優秀演題セッション 辺縁系脳炎35例の臨床経過と治療法について.第36回日本日本神経治用学会学術集会,東京(有明),平成30年11月24日.
  36. 卜部貴夫:イブニングセミナー5 変貌する脳卒中診療と地域連携~消化管出血管理も含めて~.第36回日本日本神経治用学会学術集会,東京(有明),平成30年11月24日.
  37. 鎌田莉有,平 健一郎,杉山瑞穂,高橋慶至,森 聡生,渡邉雅男,志村秀樹,卜部貴夫:好酸球増多症候群による左室内血栓が疑われた多発性脳梗塞の53歳男性例.第227回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,平成30年12月1日.

講演

  1. 卜部貴夫:特別講演II 脳梗塞慢性期管理におけるプレタールの新たな展開.第152回浦安市薬剤師会各術研修会,浦安,平成30年1月11日.
  2. 卜部貴夫:防ごう!脳梗塞~脳梗塞にならないための危険因子管理~.松戸脳卒中ネットワーク(MSN)市民公開講座,松戸,平成30年1月20日.
  3. 卜部貴夫:座長 「演者 村松和浩;認知症・せん妄ケアチームにおける院内での取り組み」.高齢者疾患地域連携Forum,浦安,平成30年1月24日.
  4. 卜部貴夫:総合座長「演者① 戸叶隆司;脳梗塞再発予防と心房細動の最新治療,演者② 山口啓二;自験例における持続的心電図監視の重要性」.心房細動~トータルマネジメント~,浦安,平成30年2月2日.
  5. 卜部貴夫:特別講演 変貌・進化する脳梗塞診療~DOACによる予防戦略~.脳卒中パートナーズカンファレンス,大阪,平成30年2月10日.
  6. 卜部貴夫:特別講演II 変貌・進化する心原性脳塞栓症の予防戦略.成田地区脳疾患地域連携講演会,成田(千葉),平成30年2月14日.
  7. 卜部貴夫:座長 「演者 木村和美;心房細動と脳梗塞~DOACの新しい挑戦~」.Stroke Expert Meeting in 千葉,幕張,平成30年2月15日.
  8. 卜部貴夫:座長「演者① 野中宣秀;カテーテル時代の脳卒中治療~虚血性疾患に対して~,演者② 米田 誠;橋本脳症の診断と治療」.神経治療セミナー,浦安,平成30年2月16日.
  9. 卜部貴夫:座長 「演者① 豊田英彦;改正道路交通法における高齢者運転免許の問題,演者② 志村秀樹;認知症診療up to date」.第281回学術講演会(浦安市医師会),浦安,平成30年2月19日.
  10. 卜部貴夫:特別講演 脳梗塞再発予防の進化と深化.豊橋内科医会研修会,豊橋,平成30年2月22日.
  11. 卜部貴夫:座長 「演者 下 泰司,梅村 淳,石橋雄次;DATによるaPD治療戦略」.第1回LCIG研究会,東京,平成30年3月2日.
  12. 卜部貴夫:特別講演 脳卒中における抗血栓療法の問題点~消化管出血予防戦略~.TAKECAB Webセミナー,東京,平成30年3月7日.
  13. 卜部貴夫:座長 「演者 志村秀樹;パーキンソン病のトピックス」.パーキンソン病ベイエリア病診連携の会,船橋,平成30年3月8日.
  14. 卜部貴夫:学術講演会司会.第57 回地域連携フォーラム,浦安,平成30年3月9日.
  15. 卜部貴夫:特別講演 変貌する脳梗塞に対する抗凝固療法.第4回東葛北部地区脳卒中治療病診連携の会,柏,平成30年3月13日.
  16. 卜部貴夫:Special Lecture 脳梗塞治療の変貌と進化~OACの治療選択と問題点~.第4回十勝抗血栓療法講演会,帯広,平成30年3月22日.
  17. 卜部貴夫:特別講演 変貌・進化する脳梗塞診療~地域連携の重要性~.第4回栃木から世界の脳卒中を知る,宇都宮,平成30年4月20日.
  18. 卜部貴夫:特別講演2 進化する脳卒中後てんかん診療.第10回宮城県南神経内科勉強会,仙台,平成30年4月25日.
  19. 卜部貴夫:座長 「演者 藤本礼尚;避けずに診よう!てんかん診療」.第2回Epilepsy Education Seminar,浦安,平成30年4月26日.
  20. 卜部貴夫:糖尿病と脳卒中・認知症.順天堂大学医学部附属浦安病院 糖尿病教室,浦安,平成30年4月28日.
  21. 卜部貴夫:脳卒中診療における糖尿病治療の新展開~SGLT2阻害薬の位置づけ~.Diabetes Web Conference,幕張,平成30年5月17日.
  22. 卜部貴夫:講演4 健康寿命延伸のための心房細動に対する適切な脳塞栓症予防;テーマ 長寿者顔における高齢患者のトータルケア~高齢者の健康寿命延伸に向けて~.日医生涯教育協力講座セミナー,千葉,平成30年5月27日.
  23. 卜部貴夫:特別講演 高齢化社会における脳卒中後てんかん治療の新展開.老年病研究会,前橋,平成30年6月5日.
  24. 卜部貴夫:特別講演 脳梗塞における糖尿病治療の新展開.糖尿病と脳血管疾患を考える会,浦安,平成30年6月13日.
  25. 卜部貴夫:特別講演I エビデンスに基づく脳梗塞診療にける抗凝固療法のリスクマネジメント.東葛南部抗凝固療法リスクマネジメントセミナー,浦安,平成30年6月14日.
  26. 卜部貴夫:座長 「演者① 片山正輝;抗凝固療法中の脳出血・くも膜下出血~当院の現状~,演者② 溝辺倫子;当院におけるケイセントラの使用症例」.東葛南部抗凝固療法リスクマネジメントセミナー,浦安,平成30年6月14日.
  27. 卜部貴夫:特別講演 変貌・進化する高齢化社会における脳卒中後てんかん治療.てんかん地域連携講演会in船橋,船橋,平成30年6月21日.
  28. 卜部貴夫:脳卒中診療における糖尿病治療の新展開~SGLT2阻害薬の位置づけ~.Diabetes Web Conference,浦安,平成30年6月28日.
  29. 卜部貴夫:学術講演会司会.第58 回地域連携フォーラム,浦安,平成30年6月28日.
  30. 卜部貴夫:変貌する脳梗塞における抗凝固療法と糖尿病・認知症の関係.CVD2 and Diabetes Conference,札幌,平成30年7月3日.
  31. 卜部貴夫:座長 「演者 佐々木信一;迫りくる感染症の脅威とその対策~インフルエンザから多剤耐性細菌まで~」.第282回学術講演会(浦安市医師会),浦安,平成30年7月9日.
  32. 卜部貴夫:特別講演 変貌・進化する脳梗塞における糖尿病治療.第24回地域医療講演会,浦安,平成30年7月17日.

紹介してくださる先生方へ

  • 地域医療と密に連携を取り、患者さまの安心、健康を維持していくことも私たちの目標です。当科へご紹介いただく際には、これまでの治療経過を記載した紹介状、画像のコピー等をお持ちいただくと幸いです。
  • 地域に密着した医療を実践すると同時に、私たちは大学病院で仕事をする上で別の側面もあります。それは新しい医療を模索し、確立していくことです。今日、私たちは日々進歩し続ける医療の恩恵を受けることができます。その背景として、日々脈々と続く臨床研究、基礎研究が背景にあるのは言うまでもありません。時には治験という形で、疾患のDNA検査目的という形で、また死後の病理解剖という形で、私たちはいろいろな場面で皆様にご協力をお願いすることがあるかと思います。それはいまだに治療法の確立されていない神経難病への挑戦でもあります。

研修医の先生へ

高齢者の増加とともに、脳梗塞、神経変性疾患、認知症の患者さんの増加をきたす時代になりました。これらの時代背景から神経内科医の需要が増大しています。当院は日本神経学会の教育施設、日本脳卒中学会の研修教育病院として認定されています。

2年間の臨床研修の後、本院の脳神経内科に入局していただき、神経放射線、神経病理、脳波、筋電図等のより専門的なトレーニングを受ける機会もあります。その後、大学院に入り、neuroscienceを基盤とした基礎的な研究を志望する者もいます。詳細は順天堂本院脳神経内科のホームページをご参照下さい。

当科に所属後は、内科認定医および神経内科専門医、あるいは博士号取得まで責任を持って研修教育にあたります。また別途、オープンな見学や短期研修、前期研修、後期研修(3年次以降)、大学院、専攻生、有給助手(スタッフになる)などのコースを用意してあります。

パーキンソン病の特殊治療 デュオドーパについて

パーキンソン病は治療経過において、治療の難しいさまざまな症状が出現することがあります。
治療開始当初は、お薬の効果があり、うまく症状をコントロールすることができます(ハネムーン期)。しかし、治療期間が長くなってくると、お薬はよく効くものの、効果が長続きせずに34時間おきに内服をしないと薬が切れてしまう状態(ウェアリングオフ)や、薬が効きすぎてしまい、体がくねくね意図せずに動いてしまう状態(ジスキネジア)といった運動合併症が生じることがあります(図1)。

1 進行期パーキンソン病の有効治療域

image024

ウェアリングオフやジスキネジアといった運動合併症に対しては、これまで内服薬の調整や、貼り薬の使用、脳深部刺激療法(DBS)という外科的治療法などが治療の選択肢でしたが、2016年の9月から、「レボドパ・カルビドパ配合経腸用液(LCIG; デュオドーパ®)」という新しい治療法を本邦でも行うことが可能となりました。
これは、図2のように、内視鏡を使用して胃ろうを造設し、空腸までチューブを挿入します。
そのチューブに体外式のポンプをつなぎ、レボドパ・カルビドパ製剤を持続的に投与するデバイス補助療法の一つです。
進行期では、運動合併症の治療のために少量のレボドパ製剤を何回にも分けて内服するという方法を選択せざるを得ないのですが、内服回数が多いのは大変ですし、それでもどうしても血中濃度の「山」と「谷」ができてしまいます。
LCIGはポンプを用いて一定速度で薬を投与し続けるので、血中濃度の「山」と「谷」がなくなり、血中濃度を一定に保つことができるため、ウェアリングオフ症状を改善させ、ジスキネジアの発現をおさえることができます。

2 レボドパ・カルビドパ配合経腸用液(LCIG; デュオドーパ®

image025

また、ポンプの重さは約500g程度(ポンプ+薬剤+カセット)で、ウェストポーチで腰に巻いたり、ショルダーバックなど肩にかけたりして携帯できますし、お風呂に入るときにはポンプを取り外すこともできます。

当院では、消化器内科と連携して、201610月からこの治療法を取り入れております。海外ではすでに52か国で承認され、現在6,800人以上の方がこの治療を受けています。主な合併症には、胃ろうに伴う感染やチューブの挿入に伴うトラブル等があります。当院では、適応の判断を、神経内科医、消化器内科医等、多職種の医師が連携して行っており、適応評価のためには1週間程度入院していただいて判断することにしています。

 

本治療を検討してみたいという方は、かかりつけの主治医にご相談の上、当科を受診してください。

*デバイス補助療法 Device-Aided Therapy

刺激装置や持続注入ポンプなどの機器(デバイス)を治療の補助に用いる治療法をさし、進行期パーキンソン病に対して、本邦では、脳深部刺激療法(Deep Brain Stimulation; DBS)やレボドパ・カルビドパ配合経腸用液(LCIG; デュオドーパ®)が、現在使用可能である。