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診療科・部門のご紹介

MEDICALCARE

無痛分娩
Labor analgesia

 妊娠おめでとうございます。そしてようこそ順天堂大学浦安病院へ!

 当院では産婦人科・助産師と麻酔科が協力して、計画分娩主体の無痛分娩を行っております。順天堂医院は現在日本の産科麻酔、特に無痛分娩のリーディングホスピタルであり、当院の無痛分娩も順天堂医院の産科麻酔研修を修了した麻酔科医が中心となって行われております。
 無痛分娩は手術の麻酔とは違い、お産の痛みをゼロにすることが目的ではありません。硬膜外麻酔によってお産の痛みを和らげていきます。当院では母子ともに安全で安楽な出産、あとから思い出しても「いいお産だったね」とご家族で振り返ることのできる出産を常に目指しております。
 産婦人科外来内に周産期麻酔外来を開設しております。当院で分娩予定があり、無痛分娩希望の方、興味のある方は産婦人科スタッフを通して周産期麻酔外来をご予約ください。また医学的適応の方、リスクの高い出産となる方も周産期麻酔外来を受診いただき、スタッフ一同で安全な出産に向けて診療につとめてまいります。
 現在はスタッフ不足により無痛分娩数を制限しております。予約は妊娠8週0日より可能ですがご希望いただいても予約が取れない場合がございます。また夜間休日など麻酔科医が安全な管理を出来ないと判断した時には施行できません。ご理解いただけますようお願いいたします。

説明書

周産期麻酔外来ではこちらの説明書をもとにご説明をいたします。受診前にお読みください。質問を整理していただくと、外来で適切にお答えしやすくなります。

無痛分娩に関する説明書

安全対策

分娩に関連した急変時の体制

何も合併症がない妊娠でも5~10%の方に緊急帝王切開が必要となります。手術室では、毎日緊急帝王切開用の手術室を準備して、受け入れ態勢を作っています。産科病棟と手術室のコミュニケーションをとり、手術の可能性の高い妊婦さんの確認を随時行っています。

危機対応シミュレーションの実施歴

1年に1~2回、超緊急(カテゴリー1)帝王切開のシミュレーションと無痛分娩時の危機対応シミュレーションを行っています。産科病棟では、妊婦の急変時のシミュレーションを行っています。

当院での診療体制と分娩件数

①当院での診療体制

当院では、麻酔科医と、麻酔科医の監督のもと研修を受けた産婦人科医が産科麻酔チームとして無痛分娩を担当しています。
患者さんのご希望で無痛分娩に対応していますが、医学的適応で無痛分娩の方が望ましい場合は患者さんに勧めさせていただくこともあります。
2020年の当院での総分娩件数は752件であり、そのうち無痛分娩件数は190件(約25%)でした。現在は誘発分娩数に上限があるため無痛分娩の制限をさせていただいております。

②当院での無痛分娩計画

当院では、無痛分娩の出産に際して、基本的に計画分娩を行っております。計画分娩とはあらかじめ出産する日を決めて入院することです。妊娠36〜37週頃より産科外来にて内診診察を行い、子宮口の変化や柔らかさ、児の下降度などを確認し入院日を決定します。
計画分娩で入院予定の前に陣痛が発来した場合や前期破水した場合は、途中からでも出来るだけ無痛分娩の介入を行うようにしていますが、状況により出来ないことがありますのでご了承ください。

③無痛分娩管理者・担当医について

無痛分娩麻酔管理者

麻酔科・ペインクリニック准教授 岡田尚子 
日本麻酔科学会指導医
日本周産期麻酔科学会 評議員 
日本産科麻酔学会 幹事
無痛分娩関係学会・団体連絡協議会

無痛分娩実施歴:15年
ACLS受講歴 2018、2021年
ICLS受講歴 2018年
産科麻酔シミュレーション 2007年、2018年
無痛分娩関係学会・団体連絡協議会 カテゴリーB講習 講師 2021年

麻酔担当医

当院 麻酔科・ペインクリニック医師、産婦人科医師
無痛分娩麻酔管理者の監督のもと実施しております。

日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業への参画状況

当院 麻酔科・ペインクリニック医師、産婦人科医師
参画している。

無痛分娩費用

当院では無痛分娩費用を10万円いただいています。

ウェブサイトの更新日時
2022年10月

麻酔科・ペインクリニック
産婦人科