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循環器内科  小田切 史徳 准教授の論文が掲載されました。

JUNTENDO UNIVERSITY URAYASU HOSPITAL

循環器内科  小田切 史徳 准教授の論文が 「PACE – Pacing and Clinical Electrophysiology」に掲載(2024年8月12日付)されました。

【論文情報】
・雑誌名:PACE – Pacing and Clinical Electrophysiology
・タイトル:Clinical impact of cryoballoon posterior wall isolation using the cross-over technique in persistent atrial fibrillation
・著者:Fuminori Odagiri, Takashi Tokano, Tetsuro Miyazaki, Koji Hirabayashi, Kai Ishi, Hiroshi Abe, Sayaki Ishiwata, Midori Kakihara, Masaaki Maki, Hiroki Matsumoto, Ryosuke Shimai, Tadao Aikawa, Shintaro Takano, Yuki Kimura, Shunsuke Kuroda, Hiroyuki Isogai, Dai Ozaki, Tomoyuki Shiozawa, Yuki Yasuda, Kiyoshi Takasu, Kenichi Iijima, Kazuhisa Takamura, Tomomi Matsubara, Haruna Tabuchi, Hidemori Hayashi, Ken Yokoyama, Gaku Sekita, Masataka Sumiyoshi, Yuji Nakazato, and Tohru Minamino
・DOI:10.1111/pace.15058
・URL:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pace.15058
・掲載日:2024年8月12日

【本論文の概要】
心房細動に対するカテーテルアブレーションは、これまでに様々な治療法が報告されておりますが、肺静脈隔離術以外に有効な治療法は確立されておりません。有効性が比較的多く報告されている治療法の1つに左房後壁隔離術があります。
著者らは、クライオバルーンシステムによるクロスオーバーテクニック (左右から重ねるようにクライオバルーンアブレーションを行う方法) を考案し、これまでに同テクニックを用いた左房後壁隔離術を積極的に施行してまいりました。
本研究では、当院で施行した持続性心房細動に対する、クライオバルーンシステムによる肺静脈隔離術とクロスオーバーテクニックを用いた左房後壁隔離術の有効性と安全性の比較検討を行いました。

クライオバルーンシステムによるクロスオーバーテクニックを用いた左房後壁隔離術の透視画像 (B) 右→左へ クライオバルーンを移動させながらアブレーション (C) 左→右へクライオバルーンを移動させながらアブレー ション

【ポイント1; 急性期達成率について】
クライオバルーンシステムのみによる左房後壁隔離術は必ずしも技術的に容易ではなく, これまでの報告では, 急性期達成率は54%~84%とされています。一方で、本研究で施行したクライオバルーンシステムのみによるクロスオーバーテクニックを用いた左房後壁隔離術の急性期達成率は, 99.1%と高い結果が得られました。

3Dマッピングシステムを用いて作成した左房のボルテージマップ, (A) アブレーション前, (B) 肺静脈隔離術後, (C) 左房後壁隔離術後

【ポイント2; 有効性について】
術後平均19カ月の観察期間において、不整脈非再発率は肺静脈隔離術群では72.9%でしたが、クロスオーバー テクニックを用いた左房後壁隔離術群では93.5%であり、左房後壁隔離術群で有意に不整脈の再発率が低いことが認められました (P = 0.011)。

不整脈非再発率を示したカプランマイヤー曲線, (青) 左房後壁隔離術群, (赤) 肺静脈隔離術群

【ポイント3; 安全性について】
術時間および透視時間は、クロスオーバーテクニックを用いた左房後壁隔離術群で有意に長い結果でしたが (P < 0.001)、両群ともに重大な合併症はみられなかったことから、クロスオーバーテクニックを用いた左房後壁隔離術の安全性が認められました。

【著者コメント】
これまで当院にて取り組んでまいりました、クライオバルーンシステムによるクロスオーバーテクニックを用いた 左房後壁隔離術の有効性と安全性が認められたこと、ならびに本研究がご評価いただけたことは大変光栄です。 本治療が1人でも多くの心房細動患者様の健康に貢献できるよう、これからも精進してまいります。今後ともよろ しくお願い申し上げます。

当院では、脳卒中相談窓口を患者支援センター内に設けています。入院中または入院歴のある脳卒中患者さんおよびその家族を対象とし、脳卒中に関する様々な相談支援・情報提供を行います。
詳細はこちら

3月29日(金)より、患者さんが診療情報を収集できるよう、1号館1階授乳室横休憩コーナーに、「医療情報コーナー(患者図書)」を設置いたします。つきましては、以下のとおり運用開始となりますのでお知らせいたします。

 

患者図書(浦安市立中央図書館設置・運営)について
専門書(医療情報関係)のほか、一般書籍や児童書も設置いたします。
利用時間
 平     日  7:30~17:00
 土曜(第2除く)   7:30~13:00

利用方法
 ・病院内のみでのご利用となります。
 ・本をご利用になる際には、ご飲食はお控えください。
 ・読み終えた本は、元の場所にお戻しください。

 

医療情報検索用PCについて
利用時間
 平     日  7:30~17:00
 土曜(第2除く)   7:30~13:00
 ※上記時間以外は、電源が付きません。

利用方法
 ・無料でご利用いただけます(Webサイトによっては、表示できないものもあります)。
 ・この席での飲食は禁止です。
 ・使用後は必ず電源スイッチをお切りください。

『新型コロナウイルスワクチン』に関する調査にご協力いただきありがとうございます。
調査参加時に、説明文書の内容にご理解いただき、同意書にご署名をいただいたうえで実施しておりますが、このたび説明文書の内容が改訂になり、同意以前に参加していた別の調査の情報を使用させていただくことになりました。
過去の調査の情報利用を希望されない場合は、下記の【連絡先】までご連絡ください。

詳細はそれぞれの別紙にてご確認をお願いいたします。

・新型コロナ組換えタンパクワクチン初回シリーズおよび追加接種にかかわる免疫持続性および安全性調査(コホート調査)
  過去の調査参加時の情報利用についてのお願い
・オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種にかかわる免疫持続性および安全性調査(コホート調査)
  過去の調査参加時の情報利用についてのお願い
・新型コロナワクチン接種(初回シリーズおよび追加接種)にかかわる免疫原性および安全性調査(5(6)~11歳)
  過去の調査参加時の情報利用についてのお願い
・新型コロナワクチン接種(初回接種および追加接種)にかかわる免疫原性および安全性調査(6か月~4(5)歳)
  過去の調査参加時の情報利用についてのお願い
  

【連絡先および相談窓口】
  順天堂大学医学部附属浦安病院
  〒279-0021 千葉県浦安市富岡2丁目1番1号  電話:047-353-3111(代表)

  臨床研究担当医師:卜部 貴夫(副院長・診療部長/脳神経内科教授)
  臨床研究の相談窓口:GCPセンター
  連絡先:047-353-3111(代表)

令和6年能登半島地震の発生を受け、千葉県からの派遣要請に基づき、1月14日(日)~1月17日(水)にDMAT(医師1名、看護師2名、業務調整員2名)を1隊派遣しました。
このたび、その取り組みが評価され、厚生労働省医政局長より感謝状が贈呈されました。
引き続き、災害拠点病院としての役割を果たすため、他の地域医療機関と連携し、DMAT活動に積極的に取り組んでまいります。

令和6年能登半島地震におけるDMAT(災害派遣医療チーム)派遣についての詳細はこちら

千葉県からの派遣要請を受け、1月13日(土)よりDMAT(災害派遣医療チーム)を派遣しています。

詳細はこちら

2005年の開設以来、地域の救急医療の”最後の砦”として、年間約2万人の救急患者を診療してきた「高度救命救急センター」のこれまでとこれからについて、田中裕院長および岡本健センター長のインタビュー内容が「順天堂GOOD  HEALTH  JOURNAL」に掲載されました。
以下詳細リンクより是非ご覧ください。

詳細はこちら

※「まもなくコール」のご利用は、12月8日(金)をもちまして終了しました。

当院では、患者サービスの向上と通院⽀援ツールとして、2023年12月11日より スマートフォンを利⽤した通院サポートアプリ「コンシェルジュ」のサービスを開始しました。次回の「受診日」や「検査予約日時」、「診察の順番・状況」等をスマートフォンでご確認いただ けます。

アプリを使用するためには、病院での登録が必要となります。3号館1階入退院受付前に、「『コンシェルジュ』専用カウンター」を設置しておりますので、ぜひご活用ください。

詳しくはこちら

当院は、2023年8月1日(火)付で千葉県より「紹介受診重点医療機関」に指定されました。

「紹介受診重点医療機関」とは、外来受診の際にかかりつけ医からの紹介状を持って受診いただくことに重点を置き、手術・処置や化学療法等を必要とする外来や、放射線治療等の高額医療機器等を必要とする外来を行う医療機関です。 診療所や病院の役割分担を明確にし、質が高く効率的な外来医療提供体制が確保されることを目的とするもので、かかりつけ医との連携により、患者さんがよりスムーズに適切な検査や治療を受けられることが期待されます。

詳細は、千葉県厚生労働省のホームページをご覧ください。

医療情報・システム基盤整備体制充実加算の算定条件が整いましたので、令和5年4月より初診料及び外来診療料の算定時に下記の点数が加算されます。
オンライン資格確認等システムを通じて薬剤情報や特定健診情報等を取得・活用することにより質の高い医療の提供が出来るようになります。
今後、患者さんには正確な情報を取得・活用するために、マイナ保険証(マイナンバーカード)の利用にご協力をお願いいたします。
※マイナンバーカードの健康保険証利用には、申し込みが必要です。くわしくはこちら

<顔認証付きカードリーダー設置場所>
  3号館1階 初診受付
  3号館1階 再来受付機
  1号館1階 救急外来受付

保険証種別

加算名

点数

初診時

通常の保険証 加算1 6点
マイナ保険証
(保険資格・薬剤情報・特定健診情報取得)
加算2 2点

再診時

通常の保険証 加算3 2点
マイナ保険証
(保険資格・薬剤情報・特定健診情報取得)
なし なし

※マイナ保険証を提示され、かつ、薬剤情報や特定健診情報等の提供に同意していただける場合は、お支払いが安くなります。