
皆様は麻酔についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
手術中の意識や痛みをとり患者さんが辛くないようするだけでなく、手術という非生理的な状況で呼吸や循環といった全身の状態をよりよい状態に保つことをいいます。麻酔の知識、技術、機器、薬剤は日々進歩しています。生まれたばかりの赤ちゃんからお年寄りまで、以前は困難と思われていた状況でも安全に麻酔がかけられるようになっています。
通常意識がなくなる全身麻酔と、通常意識が残る部分麻酔(硬膜外麻酔・脊椎麻酔・伝達麻酔・局所麻酔)があります。全身麻酔には、吸入麻酔薬という肺から吸い込む薬や、静脈麻酔薬という血管の中に注入する薬を 使います。部分麻酔(硬膜外麻酔・脊椎麻酔・伝達麻酔・局所麻酔)には、痛みの神経を一時的に麻痺させる薬、などを使います。手術の内容、患者さんの状態や希望によって、これらを使い分けたり組み合わせたりしているのです。 麻酔中は、このほかに状況に合わせた麻酔補助薬を使用して、患者さんの呼吸や血圧を適正な範囲に調節しています。
お酒を飲んで酔う人と酔わない人がいる、卵を食べて蕁麻疹の出る人とでない人がいる、など同じ物に対しても反応は様々です。薬や手術のストレスに対する反応も同じことがいえます。手術中は特に色々な反応が起こりうるので、当院では麻酔を専門とする医師と看護婦が片時も患者さんの側を離れず、いかなる状況にも迅速に対応し、患者さんの安全を守ることに努力しています。
ご自身の状況をよくご理解の上、安心して麻酔に臨んでいただければ幸いです。
かつて手術といえば、麻酔から醒めると痛いものと決まっていました。患者さんは痛みを我慢することを強いられ、また痛み止めは簡単に中毒になるとの迷信もありました。
当院では、「手術後も痛くない麻酔」を心がけています。手術後の痛みは、手術操作だけでなく、麻酔管理によっても大きく変わってくるのです。痛みは精神的に辛いだけでなく、呼吸や循環といった生命維持に重要な機能に悪影響 を及ぼします。鎮痛薬や鎮静薬、神経ブロックを上手に使えば、気持ちも身体も、少しでも楽に過ごすことが出来ます。今のところ、全ての患者さんの痛みを取り除けるわけではありませんが、患者さんの希望を最大限に活かしながら、これからも「手術後も痛くない麻酔」を追求していきたいと思っています。
| 手術室 | 7室 |
|---|---|
| 手術科 | 一般外科、整形外科、産婦人科、脳神経外科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、形成外科、皮膚科、など |
| 手術件数 | 予定手術、緊急手術を含め、1998年度3351件、1999年度 3646件、2000年度 3699件。 |

平成16年5月に新館1階にオープンしました。内科2の腎臓グループが治療を担当しています。
入院・外来患者さまの血液浄化療法を行っております。病状に応じて病棟や救命救急センターでも治療を行うことが可能です。
麻酔科医が手術前日までに、患者さん一人一人を診察して、麻酔に関わる情報交換を行います。麻酔方法も、手術の内容や全身状態、さらに患者さんの希望を聞いた上で、麻酔科医が決定します。麻酔を受けられる患者さん・ご家族用の麻酔の手引きの小冊子をお渡しし、麻酔についての理解も深めていただきます。

手術室看護師が手術前日までに患者さんを訪床し、麻酔科医と協力して、手術に対する不安や疼痛の緩和に努めています。

手術日、名前、手術部位などを記入した識別バンドを手首に装着して手術室へお連れします。

各種モニターを装着し、麻酔と手術を行います。1人の患者さんに、麻酔科医2~3人、手術担当医2~3人、手術室看護師2~3人のチームで対応します。各種モニターを装着し、麻酔と手術を行います。

病棟へ帰室後、麻酔科医が患者さんを訪床し、手術や麻酔の影響を確認します。必要に応じ、鎮痛処置を追加します。

手術日、名前、手術部位などを記入した識別バンドを手首に装着して手術室へお連れします。
| 室長 | 神山洋一郎(教授・中央手術室長) |
|---|---|
| 麻酔科医 | 神山洋一郎(教授・中央手術室長)、水嶋章郎(助教授)、 河内泰(医局長)、中村達雄、藤野晋司、白根正裕 |
| 麻酔研修医 | 2~4名 |
| 看護師 | 黒崎郁子(師長)、中瀬麻子(主任)、中村幸子(副主任)、黒澤由紀子(副主任) 全25名 |
| 事務・看護助手 | 水谷智子 全4名 |
| 臨床工学技士 | 中村昭也、山本信章、斎藤年弘、長井智子 |

酸素・亜酸化窒素・空気を混合し た「麻酔ガス」や、液体の麻酔薬を気化させて患者さんに供給して「吸入麻酔」 を行う全身麻酔装置です。この麻酔ワークステーションは、日本麻酔学会の「安全な麻酔のためのモニター指針・基準」を満たす循環・呼吸の状態をモニタリ ングする「生体情報モニター」を搭載しています。

胸部や腹部、下肢の手術では、麻酔前に背中から硬膜外カテーテルを挿入して、麻酔の補助だけでなく、術後の鎮痛にも使っています。目が覚めたときには、硬膜外カテーテルから痛み止めが入り始めている、という感じになります。もちろん、いくらかでも痛みが残るようでしたら、坐薬や注射で痛み止めを追加することもできます。

小型軽量の注入ポンプです。術後1~2日間、鎮痛薬を持続的に投与することが出来ます。硬膜外カテーテルや静脈(点滴路)に接続して使います。

指先などにシールを貼っておくだけで、血液中の酸素飽和度を連続的に測定できます。周術期の必須モニタになっています。

2cm大の電極を皮膚に貼り付けておくだけで、血液中の酸素と炭酸ガスの量を測定できます。周術期の呼吸モニタに有用です。(コーケンメディカル製 9900MKⅡ)

採血することなしに、肝機能や心機能を推測することができます。周術期の状態評価に威力を発揮します。
順天堂大学医学部附属浦安病院
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